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映画『コーダ あいのうた』アカデミー賞作品賞、家族の中で一人だけ健聴者の少女は“歌うこと”を夢見た

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映画『コーダ あいのうた』が2022年1月21日(金)に公開される。第94回アカデミー賞作品賞を受賞した注目の映画だ。

"コーダ”の意味とは?

『コーダ あいのうた』場面カット|写真2

タイトルの“コーダ(CODA)”は、Children of Deaf Adults=“⽿の聴こえない両親に育てられた⼦ども”という意味。⾳楽⽤語としては、楽曲や楽章の締めを表す=新たな章の始まりという意味も持つ。

抱き合い⽀え合っていた家族の関係が、主人公・ルビーの「歌う」という夢をきっかけに動き始め...。それぞれの道を歩き始めることで、さらに⼼の絆を強くする家族の姿を描く。

“⼀⼈だけ”健聴者の少⼥は「歌うこと」を夢見た

『コーダ あいのうた』場面カット|写真1

主人公・ルビー・ロッシ

映画『コーダ あいのうた』の主人公は、家族の中で⼀⼈だけ“健聴者”である少⼥・ルビー。4⼈家族の中で唯⼀の健聴者として⽣まれた。ある⽇、ルビーが学校の合唱部に⼊ったことをきっかけに、それまで家族が知る由もなかった歌の才能を⾒出され、名⾨“バークリー⾳楽⼤学”の受験を勧められるまでになる。

⽿の聞こえない家族に⾃分の歌を届けるため、ルビーが⼿話とともにジョニ・ミッチェルの名曲「⻘春の光と影(Both Sides Now)」を歌いあげる”あいのうた”シーンが大注目だ。

『コーダ あいのうた』場面カット|写真3

漁師の一家に生まれた”コーダ”のルビー

アメリカ・マサチューセッツ州の漁村に暮らすルビーの一家は日々、家族で助け合いながら漁業に励んでいる。ルビーの歌声を聞くことのできない両親は娘の才能を信じる事が出来ず、家業の方が大事だと大反対。しかも、健聴者であるルビーが⼀緒にいなかったことが原因で海上でのトラブルに巻き込まれてしまうという事件も発生し、悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続けることを選ぶと決めるが…。

『コーダ あいのうた』場面カット|写真10

父フランク
耳が聞こえない漁師。下品な話が大好きで口が悪い。音が伝わるくらいの大音量でラップを聞くのが好き。漁業組合の横暴な決定に対し手話で歯向かう。ルビーは、父の主張を通訳で応戦する役割で“家族のチームプレイ”を見せる。

『コーダ あいのうた』場面カット|写真9

母・ジャッキー
耳が聞こえないルビーの母。ミスコンに出場したこともある。心配性でルビーが失敗するのではないかと不安に思う。

『コーダ あいのうた』場面カット|写真5

兄・レオ
耳が聞こえない兄。父とともに漁師として働く。ルビーに頼りっきりの状態を良く思っておらず、彼女の夢への理解も強い。出会い系サイトで女性を探すなど、女性へのアプローチは積極的。

『コーダ あいのうた』場面カット|写真8

マイルズ
ルビーが合唱部に入ったきっかけでもある、秘かに憧れるクラスメイト。ルビーとデュエットをすることに。音大を目指している。

『コーダ あいのうた』場面カット|写真7

ベルナルド(愛称:V)
ルビーの才能を見出す音楽教師でレッスンをつけるのだが…家族のことで遅刻ばかりのルビーに苛立ちを見せる。

Photos(11枚)

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