『コーダ あいのうた』は、その期待を裏切らず、世界の名立たる映画祭の賞レースを席巻。第94回アカデミー賞では、作品賞、脚色賞、助演男優賞(トロイ・コッツァー)の3部門にノミネートされ、全部門で受賞。耳の聞こえない父親を演じたトロイ・コッツァーは、実際に耳が不自由な俳優で、ろう者の男優が受賞するのはアカデミー賞史上初となる。また、第79回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)、助演男優賞にノミネートされた。
映画祭史上最⾼額で落札“爽快”な感動作
映画『コーダ あいのうた』は、2021年に開催されたサンダンス映画祭で、アカデミー賞へつながるとの呼び声が⾼い観客賞をはじめ“史上最多”の4冠に輝いた作品。配給権の争奪戦が勃発し、映画祭史上最⾼額となる約26億円で落札された。
フランス映画『エール!』をリメイク
⽇本でも2015年に公開されたフランス映画『エール!』のハリウッド版リメイクした映画『コーダ あいのうた』。設定は変えつつも『エール!』のエッセンスを上手く取り入れた作品に仕上がっている。監督は『タルーラ 〜彼⼥たちの事情〜』のシアン・ヘダーが務めた。
主人公・ルビーを演じるのは、TVシリーズ「ロック&キー」で“NEXT エマ・ワトソン”と話題を呼んだエミリア・ジョーンズ。共演は、『シング・ストリート 未来へのうた』のフェルディア・ウォルシュ=ピーロ。
ルビーの家族を演じるのは、父役で今回アカデミー賞を受賞したトロイ・コッツァー、『愛は静けさの中に』でアカデミー賞主演女優賞を受賞した⼥優マーリー・マトリンなど、全員が実際に⽿の聞こえない俳優たちだ。
作品詳細
映画『コーダ あいのうた』
原題:CODA
公開日:2022年1月21日(金)TOHO シネマズ日比谷ほか
監督・脚本:シアン・ヘダー
出演:エミリア・ジョーンズ、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、トロイ・コッツァー、マーリー・マトリン