映画監督ヴィム・ヴェンダースの大規模特集上映「ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ ROAD MOVIES/夢の涯てまでも」が、2021年11月5日(金)から12月16日(木)まで、Bunkamura ル・シネマを皮切りに全国の劇場で順次開催される。
1971年に長編デビュー後、自信が定着させたロードムービー、そして独自の視点から切り込むドキュメンタリーの名手として、今なお世界で愛され続ける名作の数々を世に送り出しているヴィム・ヴェンダース。今回の特集上映では、全10本の作品を厳選し、監督自らが監修した最新のレストア版で上映する。
上映作品は、代表作の一つとして多くの映画ファンに愛される『パリ、テキサス 2K レストア版』、ヴェンダースが敬愛する小津安二郎が描いた“東京”と、近代化した当時の東京の対比を描き出した『東京画 2K レストア版』、ファッションデザイナー・山本耀司の創造性に迫るドキュメンタリー『都市とモードのビデオノート 4K レストア版』など。
ヴェンダースが新たに手を加え完成させた計287分のSF大作『夢の涯てまでも ディレクターズカット 4K レストア版』も、本邦初上映となる注目作の一つだ。
このほか、『都会のアリス 2K レストア版』、『まわり道 4K レストア版』、『さすらい 4K レストア版』の初期ロードムービー3部作、『ベルリン・天使の詩 4K レストア版』、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』と、ファン垂涎の作品群が揃っている。
「ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ ROAD MOVIES/夢の涯てまでも」
開催期間:2021年11月5日(金)〜12月16日(木)
会場:Bunkamura ル・シネマほか全国の劇場で順次
<上映作品>
『都会のアリス 2K レストア版』(1974/西ドイツ/モノクロ/スタンダード/112分) © Wim Wenders Stiftung 2014
『まわり道 4K レストア版』(1975/西ドイツ/カラー/ヨーロピアン・ビスタ/103分) © Wim Wenders Stiftung 2015
『さすらい 4K レストア版』(1976/西ドイツ/モノクロ/ヨーロピアン・ビスタ/175分) © Wim Wenders Stiftung 2014
『アメリカの友人 4K レストア版』(1977/西ドイツ・フランス/カラー/ヨーロピアン・ビスタ/126分) © Wim Wenders Stiftung 2014
『パリ、テキサス 2K レストア版』(1984/西ドイツ・フランス/カラー/ヨーロピアン・ビスタ/148分) © Wim Wenders Stiftung 2014
『東京画 2K レストア版』(1985/西ドイツ・アメリカ/カラー/スタンダード/92分) © Wim Wenders Stiftung 2014
『ベルリン・天使の詩 4K レストア版』(1987/西ドイツ・フランス/パートカラー/ヨーロピアン・ビスタ/128分)
© Wim Wenders Stiftung - Argos Films
『都市とモードのビデオノート 4K レストア版』(1989/西ドイツ・フランス/カラー/スタンダード/81分) © Wim Wenders Stiftung 2014
『夢の涯てまでも ディレクターズカット 4K レストア版』(1994/ドイツ・フランス・オーストラリア/カラー/ヨーロピアン・ビスタ/287分)
© Wim Wenders Stiftung 2015
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(1999/ドイツ・アメリカ/カラー/ビスタ/105分) ©Wim Wenders Stiftung 2014