展覧会「ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND」が、六本木の森アーツセンターギャラリーにて2020年10月30日(金)から2021年1月11日(月・祝)まで開催される。
「ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND」では、ミッキーマウスのスクリーンデビュー90周年を記念して2018年~2019年にニューヨークで開催された“没入型”の展覧会「MICKEY: THE TRUE ORIGINAL」から来日した作品を中心にミッキーマウスのアートを紹介する。
「MICKEY: THE TRUE ORIGINAL」では、“唯一無二の存在”として、世界中のポップカルチャーやアートに影響を与えてきたミッキーマウスを新たな視点から表現。ニューヨークを拠点に活躍するダニエル・アーシャム、ブライアン・ロエッティンガーら、世界各国の現代アーティスト20名以上のインスタレーションが行われた。
今回六本木で行われる「ミッキーマウス展 THE TRUE ORIGINAL & BEYOND」では、「原点=THE ORIGIN」「現代=THE TRUE ORIGINAL」「未来=& BEYOND」の3つのゾーンで展示を構成。過去から現在、未来に至るまで、アートを通じてミッキーマウスの進化を辿っていく。
「原点=THE ORIGIN」では、ミッキーマウスのスクリーンデビュー作である白黒のトーキー・アニメーション『蒸気船ウィリー』と、名作『ファンタジア』といったディズニーの基盤を築いた初期の重要作品2点にフォーカス。『蒸気船ウィリー』を追体験できる演出や、最先端技術を駆使した映像・音響での『ファンタジア』の表現など、不朽の名作の魅力を改めて感じられる空間を作り出す。
「現代=THE TRUE ORIGINAL」では、ニューヨークで出展された選りすぐりの作品群が日本初上陸。ブライアン・ロエッティンガーによるコミカルなアートや、田名網敬一の鮮やかな色彩感覚を投影したミッキーマウスのアートなど個性あふれる作品の数々が目白押しとなっている。
『蒸気船ウィリー』の各シーンを様々なクリエイターに割り当て、それぞれが制作した遊び心溢れる映像を再編集した映像作品『Steamboat Willie Redux』も登場する。
また、同ゾーンには、1940年代のアメリカ現代美術を代表するキース・ヘリングによって描かれた作品「Untitled(Mickey Mouse)」がニューヨーク展から日本にやってくる。
「未来=& BEYOND」では、日本展オリジナル企画として、「未来のミッキーマウス」を表現した作品を展示。コラージュアーティストの河村康輔をはじめ、書道家 万美、添田奈那、大島智子、WAKUといった5名のアーティストが手がけたまったく新しいミッキーマウスのアートが初公開される。
会場内には、展覧会オリジナルグッズや先行販売商品など多数のミッキーマウスグッズを揃えた「ミッキーマウス展公式ショップ」がオープン。ミッキーマウスのスクリーンデビュー作の『蒸気船ウィリー』や、1940年公開の『ファンタジア』のグッズなどが多数ラインナップ。
また、ニューヨーク展のアイテムが来日するのと共に、日本人アーティストによる日本展のオリジナルグッズも限定で販売される。