瀬戸内海の女木島・女木小学校の中庭を舞台に、大竹伸朗の新しい作品《女根/めこん》が公開される。公開は、「瀬戸内国際芸術祭2013」が開催される2013年3月を予定している。
大竹は女木島に生息する植物の生命力をヒントに「根」というテーマで作品を制作。 建築設計・美術制作サポートにsuniaを、植物監修・植栽サポートにそら植物園を迎える。
女木小学校は2010年の「瀬戸内国際芸術祭」において、「福武ハウス2010」の会場になった、現在は休校中。庭の中央には、小さな敷地に不釣り合いな大きさのブイが立ち、女木島に生息していたヤシが乗る。その周囲にはオリーブや、複雑に婉曲した木の根や草木が溢れる。
植栽や作品は、同芸術祭の3つの会期中に様変わりするため、季節を通して作品の変化を体感することができる。2012年12月3日(月)には島の方々の同席のもと、起工式が実施された。
【瀬戸内国際芸術祭2013】
春:3月20日(水)春分の日ー4月21日(日)
春:7月20日(土)ー9月1日(日)
夏:10月5日(土)ー11月4日(日)
★「作品鑑賞パスポート」引換券発売中。
主催:瀬戸内国際芸術祭実行委員会
【アーティストプロフィール】
大竹伸朗(おおたけしんろう)1955年、東京生まれ。「大竹伸朗 全景 1955-2006」展(2006年、東京都現代美術館)。直島銭湯「I♥湯」(2009 年、直島)。2012 年「ドクメンタ13」に唯一の日本人作家として参加し「MON CHERI: A Self-Portrait as a Scrapped Shed」を発表。現在、ドクメンタの記録本「大竹伸朗 dOCUMENTA(13)Materials」が刊行されている。韓国・ソウルのアートソンジェセンターにて「大竹伸朗展」開催中。また、2013年2月9日(土)~ 6 月9 日(日)までINAXライブミュージアム企画展示室(愛知)にて「焼憶展」開催予定。