「奇蹟の芸術都市 バルセロナ展」が、2020年2月8日(土)から4月5日(日)まで東京ステーションギャラリーにて開催。
尚、東京ステーションギャラリーは2020年3月31日(火)まで臨時休館。今後も開催予定に変更が生じる場合は、公式サイトにて発表。
ルマー・リベラ《夜会のあとで》
1894年頃|油彩・カンヴァス|カタルーニャ美術館
© Museu Nacional d'Art de Catalunya,Barcelona (2019)
「奇蹟の芸術都市 バルセロナ展」では、スペイン・カタルーニャ自治州の州都であるバルセロナの芸術文化に着目。バルセロナの近代化を促進させた、1859年の都市計画の誕生から、1936年から1939年のスペイン内戦に至るまでの約80年間を辿る。
ラモン・カザス《影絵芝居のポスター》
1897年|リトグラフ・紙
マルク・マルティ・コレクション
© Marc Marti Collection
アントニ・ガウディ、ドゥメナク・イ・ ムンタネー、プッチ・イ・カダファルクといった建築家をはじめ、ラモン・カザス、サンティアゴ・ルシニョル、パブロ・ピカソ、ジュアン・ミロ、サルバドール・ダリら、カタルーニャが育んだ巨匠の作品が集結。絵画を中心に、彫刻・家具・宝飾品・図面など、多様なジャンルの作品約150点を通して、当時のカタルーニャに花開いた芸術文化を体感することができる。
アントニ・ガウディ(デザイン)、カザス・イ・バルデス工房《カザ・バッリョーの組椅子》|1904–06年頃|トネリコ材|カタルーニャ美術館(サグラダ・ファミリア建築委員会から寄託)
© Fundació Junta Constructora del Temple Expiatori de la Sagrada Família
国際都市としての、バルセロナの好調な経済を背景に、優雅な生活を満喫するブルジョワたちのオファーにより生み出されたのが、アントニ・ガウディ、ドゥメナク・イ・ムンタネー、プッチ・イ・カダファルクといった建築家による、華やかで独創的な建築。絵画や、建築装飾、家具調度類、宝飾品からは、贅沢なブルジョワの生活の様子が見て取れる。
また、キュビスム、シュールレアリスムの流入から、スペイン内戦勃発に至る時期の芸術動向も注目したいポイント。サルバドール・ダリ《ヴィーナスと水兵(サルバット=パパサイットへのオマージュ)》や、ジュアン・ミロ《赤い扇》、ル・コルビュジエ《無題(バルセロナ陥落)》といった作品を通して、当時のアートの潮流に迫る。
【詳細】
奇蹟の芸術都市 バルセロナ展
・東京ステーションギャラリー
会期:2020年2月8日(土)~4月5日(日)
※2020年3月31日(火)まで、東京ステーションギャラリーは臨時休館。
※既に購入済みのチケット払い戻しを実施。詳細は東京ステーションギャラリー公式サイトにて告知。
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1
※札幌芸術の森美術館での展示後、一部作品の入れ替えあり。