企画展「天地耕作 初源への道行き」が、静岡県立美術館にて、2024年2月10日(土)から3月27日(水)まで開催される。
「天地耕作(あまつちこうさく)」とは、村上誠・渡の兄弟と山本裕司の3名による美術制作のプロジェクトだ。1988年に出会った3人は、88年より天地耕作をスタートし、野外で作品を制作・発表。91年からは野外作品にパフォーマンスが伴うようになり、2003年にいたるまで活動が続けられた。
天地耕作は、自身が所有する地所、採石場跡地など、街中を離れた野外を主なフィールドに、木や石、縄といった自然物を用いて、大がかりな作品を手がけている。伝統芸能や遺跡などのフィールドワークを行い、生や死といった根源的なテーマを探求した天地耕作の作品は、しかし、公開期間やアクセスが限られていたため、実際に目にできる機会は多くはなかった。
企画展「天地耕作 初源への道行き」は、15年にわたって活動した天地耕作の軌跡をたどる展覧会。写真作品や映像、貴重な資料を通して、天地耕作の全貌に光をあてるとともに、美術館の裏山では、未完となっていた2003年の野外作品のプランを実現する。
企画展「天地耕作 初源への道行き」
会期:2024年2月10日(土)〜3月27日(水)
会場:静岡県立美術館
住所:静岡市駿河区谷田53-2
開館時間:10:00~17:30(入室は17:00まで)
休館日:月曜日(2月12日(月・振)は開館)、2月13日(火)
観覧料:一般 1,000円(800円)、70歳以上 500円(400円)、大学生以下 無料
※( )内は、前売および20名以上の団体料金(団体の申込については美術館総務課へ問い合わせのこと)
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者および付添者1名は無料
【問い合わせ先】
静岡県立美術館
TEL:054-263-5755