映画『12日の殺人』が2024年3月15日(金)より公開される。
フランス警察が捜査する殺人事件は、年間800件以上。しかし約20%は未解決だという。映画『12日の殺人』は、ポリーヌ・グエナが2020年に発表したノンフィクション本『18.3. Une année passée à la PJ』をベースにしたスリラー作品。突然焼死体となって発見された女子大学生の事件と、その事件を追う2人の刑事が“未解決事件の闇”へと飲み込まれてしまう様が描かれる。
捜査の中で複数の容疑者が候補に上がり、刑事たちは地道な聞き込みをしていたが、最初の数週間で何も⼿掛かりが出てこない。⽣きたまま焼かれた悲惨な殺⼈事件であるにもかかわらず、時間だけが過ぎていく。考えれば考えるほど事件に取り憑かれていく刑事たちの姿や画面に溢れる緊迫感に注目だ。
監督を務めるのは、2019年の東京国際映画祭で『悪なき殺人』を発表し、観客賞と最優秀女優賞を受賞したドミニク・モル。映画『12日の殺人』は、第75回カンヌ国際映画祭プレミア部門に出品したほか、第48回セザール賞で10部門にノミネートされ、作品賞/監督賞/助演男優賞/有望若手男優賞/脚色賞/音響賞と6部門に輝いた。
キャストは、『悪なき殺人』にも出演しているバスティアン・ブイヨンが主人公の刑事ヨアン役を務め、ブーリ・ランネールがヨアンの相棒マルソー役を演じた。
ヨアン…バスティアン・ブイヨン
昇進したばかりの刑事。焼死体となって発見された女子大学生クララの事件を担当することになる。
マルソー…ブーリ・ランネール
ベテラン刑事。ヨアンと一緒に、彼女の周りの容疑者となり得る関係者への聞き込みを行う。
10月12日の夜、小さな町で女子大生・クララが何者かに殺された。彼女は焼死体となって発見される。事件を担当することになったのは、昇進したばかりの刑事ヨアンとベテラン刑事のマルソー。捜査が進む中、彼女の周りの容疑者となり得る関係者への聞き込みをするが、男たちは全員クララと関係していたことがわかる。
クララの殺害が明らかに計画的な犯罪であることは判明したが、取り調べに浮上する人物たちを誰一人として容疑者と特定することができない。事件解決への糸口が見えなくなるなか、班長に昇格したばかりのヨアンは、未解決事件の闇へと飲み込まれてしまう……。
【作品詳細】
映画『12日の殺人』
公開日:2024年3月15日(金)
監督:ドミニク・モル
脚本:ドミニク・モル、ジル・マルシャン
原案:ポリーヌ・グエナ作「18.3. Une année passée à la PJ」
出演:バスティアン・ブイヨン、ブーリ・ランネール、テオ・チョルビ 、ヨハン・ディオネ 、ティヴー・エヴェラー、ポリーン・セリエ 、ルーラ・コットン・フラピエ
配給:STAR CHANNEL MOVIES
原題:La Nuit du 12
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