映画『湖の女たち』が2024年5月17日(金)より全国公開される。福士蒼汰と松本まりかがW主演、原作は吉田修一、監督・脚本は大森立嗣。
映画『湖の女たち』の原作は、吉田修一による同名小説。琵琶湖近くの介護施設で起きた不可解な事件を発端に、人間の醜さと湖の美しさを対比し、言葉では表現できない人間における“生”の部分に迫る極限のヒューマンミステリーだ。
W主演を務めるのは、福士蒼汰と松本まりか。映画やドラマなどで活躍し続ける2人が初共演となる映画『湖の女たち』で、インモラルな関係性に溺れていく刑事と容疑者という難役に挑む。
主人公・濱中圭介…福士蒼汰
介護施設で起きた事件を追う西湖署の若手刑事。上司である伊佐美から追い詰められ、厳しい取り調べを行う。次第に、取り調べで出会った佳代への歪んだ支配欲を抱いていく。
主人公・豊田佳代…松本まりか
100歳の老人が殺された事件が起きた湖畔の施設の介護士。容疑者として嫌疑をかけられる中、圭介とアブノーマルな関係に溺れていく。
伊佐美佑…浅野忠信
ベテラン刑事で圭介の上司。真実を追求する正義感あふれる刑事であったが、過去に起きた事件の闇に囚われ、圧迫捜査も厭わず事件の容疑者を激しく追い詰める。
池田由季…福地桃子
週刊誌の若手記者。事件の真相を追いかけるうちに、この殺人事件と署が隠蔽してきたある薬害事件に関係があることを突き止めていく。
松本郁子…財前直見
佳代と同じ介護施設で働く介護士。伊佐美の強引な取り調べにより心身共に追い詰められていく。
市島松江…三田佳子
事件で殺された100歳の老人の謎めいた妻。池田が事件について調査していくうちにたどり着く。
監督・脚本は『星の子』『日日是好日』の大森立嗣。第35回モスクワ国際映画祭で日本映画48年ぶりとなる審査員特別賞など、数々の賞に輝いた映画『さよなら渓谷』の原作者・吉田修一と再びタッグを組む。
そんな映画『湖の女たち』でW主演を務める、福士蒼汰と松本まりかにインタビューを実施。難しい役どころへの挑戦から、役者人生におけるターニングポイントとなった現場での出来事、初共演である2人の印象まで、様々な話を伺った。
琵琶湖付近の介護施設にて、100歳の寝たきり老人が殺された。殺す動機も見当たらない、不可解な事件の捜査にあたった西湖署の若手刑事・圭介とベテラン刑事の伊佐美は、施設の中から容疑者を挙げ、逮捕するために執拗な取り調べを行う。その陰で、圭介は取り調べ中に出会った介護士・佳代への歪んだ支配欲を抱いていく。
一方、事件を追う週刊誌記者・池田は、この殺人事件と署が隠蔽してきたある薬害事件に関係があることを突き止めていくが、捜査の先に浮かび上がったのは過去から隠蔽されてきた恐るべき真実。それは、我々の想像を超えた過去の闇を引き摺り出す。そして、後戻りできない欲望に目覚めてしまった、刑事の男と容疑者の女の行方とは?
【作品詳細】
映画『湖の女たち』
公開日:2024年5月17日(金)
監督:大森立嗣
脚本:大森立嗣
出演:福士蒼汰、松本まりか、福地桃子、近藤芳正、平田満、根岸季衣、菅原大吉、土屋希乃、北香那、大後寿々花、川面千晶、呉城久美、穂志もえか、奥野瑛太、吉岡睦雄、信太昌之、鈴木晋介、長尾卓磨、伊藤佳範、岡本智礼、泉拓磨、荒巻全紀、財前直見、三田佳子、浅野忠信
■原作『湖の女たち』 文庫本情報
発売日:2023年7月28日(金)
著者:吉田修一
出版社:新潮社
定価:825円
ISBN:978-4-10-128759-1