1971年、本池秀夫がオーダーメイド中心のレザーブランド、レザーアーツ & クラフツ モト(LEATHERARTS & CRAFTS MOTO)を創業。
レザーアーツ & クラフツ モト(LEATHERARTS & CRAFTS MOTO)は、日本のレザーブランド。ブランド設立後、ヨーロッパへ放浪の旅に出かけ、旅先のイタリアで古い陶器の人形に出会い、人形師の道に進むことを決心。帰国後、あくまで革という素材にこだわり、師匠も手本もなく、ただ作りたいという情熱とイメージを頼りに道具作りから始めた。
アーリーアメリカンの古き良き時代の人々の生活を描き続けた画家ノーマンロックウェルのノスタルジックな世界と、イタリアで出会った磁器人形のリアリズムが同居したような作風が特徴。
1976年、アメリカ建国200年祭の折、ノーマンロックウェル展が東京で開催。本池秀夫の人形が共に展示された。これが<革の人形>という新しいジャンルが世に出るきっかけに。
1996年、本池秀夫を父に持ち、幼い頃から革に慣れ親しんで育った本池大介、作人兄弟によってレザーアンドシルバー モト(LEATHER & SILVER MOTO)が設立される。革細工に加え、大介はイタリア・フィレンチェで学んだ彫金技術を、作人はアカデミックな彫刻を学んできた経験を活かし、伝統と革新をテーマにプロダクトを発信している。
2011年、設立40周年を迎え、本池秀夫のライフスタイルを提示するプロジェクト「モーター(MOTOR)」が始動。人形作品に見られるアンティークの世界観から、趣味であるモーターサイクルカルチャー、物作りに影響を受けたミリタリーやネイティブアメリカンなどをテーマに本池秀夫のディレクションの基、プロダクトを発表した。
2013年、「MOTO」と実験室を意味する「LABORATORY」を組み合わせてネーミングしたプロジェクト「モトラトリー(MOTORATORY)」を始める。MOTOの40年の歴史から培った技術を継承しながら、新たな挑戦と実験的な試みを目的とした表現の場となっている。
■補足
MOTOの主宰•本池秀夫は、県無形文化財の保持者に認定されている。革工芸を文化財として認めるのは都道府県では初めて。レザーを使ったクリエイションが評価された結果となる。
■各ブランドについて
・レザーアンドシルバー モト(LEATHER & SILVER MOTO)
・レザーズアンドシングス モーター(Leathers & Things MOTOR)
・モトラトリー(MOTORATORY)
・レザーアーツ ヒデオモトイケ(LEATHER ARTS HIDEO MOTOIKE)