1996年より自身の名を冠したブランド「ダーク ビッケンバーグ」を設立。
ビッケンバーグ(BIKKEMBERGS)はイタリアのファッションブランド。
スポーツとファッションを融合させたスタイルで有名。ブランドのコンセプトは、「Mens sana in corporoe sano」(健全な心は健康な身体に宿るというような意味)。サッカーチーム・インテルミラノの公式ウェアを手掛けた時期があるなど、スポーツチームとの繋がりも深い。
創業者はダーク ビッケンバーグ(Dirk Bikkembergs)。1962年、ドイツのケルン生まれ。両親はドイツ人とベルギー人で軍隊に勤める。81年、アントワープ王立美術アカデミー卒業。卒業コレクションで当時史上最高の成績(97点)を出す。「アントワープの6人」の1人。82年よりフリーのデザイナーとして活躍。数々のベルギー系ファッション企業で働く。
84年より、ジャンポール・ゴルチエに師事。85年にもっとも有望な新人としてゴールドスピンドル賞を受賞。 1年後にメンズのシューズコレクション「DB」で会社を設立。86年、ロンドンで靴のコレクションを発表。ここでファッション業界での地位を確立する。
87年にニット中心のメンズラインを発表。88年には「アントワープ6」の中で最も早くフルラインでパリ・メンズコレクション「ダーク ビッケンバーグ メン」をパリで発表し、高い評価を受ける。93年にはパリ・レディースコレクション「ダーク ビッケンバーグ ウィメン」を発表。
98年、カジュアルライン「ビッケンバーグ」を発表。 1998年秋冬よりメンズの発表の場をミラノに移す。2000年には「レッド・レーベル・ビッケンバーグ・ジーンズコレクション」などいくつものブランドを展開する。また2000年にはモエ・エ・シャンドン社から「世紀のエスプリ賞」を受賞した。
2009年、ミラノにダーク ビッケンバーグの旗艦店をオープン。
2011年末にパオラ・トスカーノ(Paola Toscano)をクリエイティブ・ディレクターに迎えて、休止していたウィメンズコレクションを2012-13年秋冬シーズンより復活させた。
2016年、イギリス出身のリー・ウッド(Lee Wood)が「ビッケンバーグ」のクリエイティブ・ディレクターに就任。