1948年、ジュゼッペ・マレンツィが創業。
ヘルノ(HERNO)は、イタリアの北部に位置するマジョーレ湖畔の町、レーザで誕生したアウターウエアブランド。ダウンジャケットやコートなどのアウターを中心に、イタリアンスタイルのエレガンスを追求したデザイン、カシミアやビキューナなどの高級素材を使用した気品のあるコレクションが特徴。
元々レインコート会社に勤めていた創業者のジュゼッペ・マレンツィは、より機能的で技術的なコートに商機を見出しヘルノをスタート。ヘルノ初の製品はレインコート。その後、カシミアコートやダブルフェイス、ジャケット、スーツ、女性向けドレスなどを展開していく。テーラリングのスキルや優れたクラフツマンシップが世界の一流ブランドから評価されるようになると、ヘルノの自社製品を販売するばかりではなく、他ブランドにも製品を提供するようになっていった。
ヘルノは、世界最高峰のテキスタイル生産者を通して素材を追求。ラグジュアリーな素材に加え、スポーティーで機能的な素材をテーラリングに応用することで、伝統を踏襲しつつも実用性を備えたコレクションを揃える。
フェザーはロシアのシベリアとイタリアのロメリーナという、遠く離れた2カ所の地から調達。クラウディオ・マレンツィの母親であるアレッサンドラの出身地、ロメリーナ渓谷に敬意を表すべく、同地で行われている製造はヘルノに特化している。
尚、ブランド名「ヘルノ」は、工房の近くにあり、天然の動力源として使用されていたエルノ川にちなんで名付けられた。
1948年に、ジュゼッペ・マレンツィがイタリアのマッジョーレ湖畔にあるレーザにて創業。
1960年代、カシミアのダブルフェイスコートを制作。
1968年、奥田商事によって日本市場に参入。
2007年、創業者のジュゼッペ・マレンツィから息子であるクラウディオ・マレンツィに経営を引き継ぐ。軽量パッカブルダウンを発表。当時としては画期的な20デニールのナイロン素材を使用。
2012年、ゴア社とのパートナーシップにより、ゴアテックスなど高機能素材を使用した新コレクション「ラミナー」発表。
2013年、日本の旗艦店「ヘルノ 青山店」がオープン。
2015年、パッカブルダウンが進化し、7デニール素材を使用した「7DEN」を発表。
2017年、5デニール素材を使用したパッカブルダウン「5DEN」を発表。
2018年、過去のダウンアウターのベストセラーモデルを集約した「イコニコ」「レジェンド」コレクションを発表。
2019年、「ラミナー」コレクションにヘルノオリジナルファブリックが加わり、機能性にファッション性を兼ね備えたコレクションに進化。
2020年、グリーンな未来を目指す、サステナブルなプロダクトを集約した新ライン「グローブ」を発表。2023年よりヘルノは、FCバルセロナに公式ウェアを提供する。