1954年インテリア・デザイナーとしてデビュー。1959年にデービッド ヒックス社を設立。
デービッド ヒックス(David Hicks)は、1970年代を象徴するインテリアデザイナーでありそのブランド。「Living with Design」(デザインに満ちた生活)、イギリスの伝統と現代のライフスタイルとの融合をコンセプトに、さまざまなデザイン、アイテムを生みだしてきた。
デザイナー デービッド・ヒックス(David Hicks)は、1929年、イギリス、ロンドン郊外のエセックスにて生まれる。
1946年、インテリア・デザイナーを志し、ロンドン市立中央美術工芸学校(The Central School of Art and Design)へ進学。デザイン研究の為にヨーロッパ各地を視察。25歳にして自身が手掛けた自宅内装を好評すると、「House & Garden」誌が激賞。インテリア・デザイナーとしてデビューする。ヴィダル・サスーンの新居など、有名人のインテリアを手掛ける。
1959年にデービッド ヒックス社を設立し、翌年パメラ夫人と結婚。英国王室の一員となる。61年にはブランドの代名詞とも言える幾何学模様の絨毯(Geometric Design Carpet)を開発。
1972年、米国インテリアデザイナー協会名誉会員で議長に就任。その後は、川奈ホテルのスイートルーム、森英恵(ハナエモリ)のマンション、ホテルオークラのスイートルームなど数々の内装・インテリアをデザイン。1998年、息子アシュレーに事業を引き継ぎ、69歳にして他界。