2006年、廣川玉枝が「ソマルタ」をスタート。
ソマルタ(SOMARTA)は日本のファッションブランド。
ソマルタのアイコンともいえるのが「スキンシリーズ」。コンピュータプログラミングと無縫製技術を駆使しており、近年は、その開発を一歩進め「デジタル クチュール」として進化をとげている。
ソマルタの特徴はイッセイ ミヤケで8年間経験をつんだニット。無縫製、加工などのさまざまなニットをベースに、ファーやレース刺繍、鈴、クリスタルを装飾として使用、幻想的なイメージを作り出す。ソマルタの「フェミニンさ」あるいは「強さ」がある中に独特の「美しさ」を持つコレクション。日本の伝統、着物などを取り入れたデザインも展開している。コレクションは「ストーリーを作り、服、音楽、映像などを加えて初めてソマルタの服が完成する」と廣川は言う。
デザイナーは廣川玉枝(Tamae Hirokawa)。文化服装学院アパレルデザイン化に入学。98年、卒業後、イッセイ ミヤケに入社し、ニットデザインを中心に活躍。2006年、独立してソマデザイン(SOMA DESIGN)社、ファッションブランドの「ソマルタ(SOMARTA)」を立ち上げる。
※ソマデザインは、ファッション、プロダクト、サウンド、グラフィックなど、幅広い分野で活動を展開している。
2007年春夏コレクションにてコレクションデビュー。 "身体における衣服の可能性" をコンセプトにした無縫製のニットのタイツ「スキンシリーズ」で話題となる。2007年、第25回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞を受賞。
2010年、ソマデザインからアクセサリーラインが登場。ブランド名は「アルマタイン」で、「気品を表すAR(O)MAと手仕事の鎖編を表すARM(URE)宵に花開く(VESPER)TINE」を意味している。
2014年、国内外初の単独展覧会「廣川玉枝展 身体の系譜 ~Creation of SOMARTA~」を開催。同年、ヤマハとコラボで車いす「タウルス」を発表した。
2016年秋冬コレクションでは、メンズラインも展開した。