企画展「大阪の日本画」が、東京ステーションギャラリーにて、2023年4月15日(土)から6月11日(日)まで開催される。大阪中之島美術館でも4月2日(日)まで開催される巡回展だ。
近代に商工業都市として発達した大阪では、その経済力を背景に、高い教養を持つ富裕層が美術品を買い求め、それに応えるかのように画家たちが優れた作品を生み出した。市民文化に支えられた大阪の美術は、江戸時代以来の流れを汲みつつ、東京や京都とは異なる独自の表現を花開かせていったのだった。
大阪と東京を巡回する企画展「大阪の日本画」は、近代大阪の美術に光をあてる初の大規模展覧会。明治期から昭和前期にかけて大阪で生まれた日本画に着目し、大阪中之島美術館をはじめ全国から約150点の優品を集めて紹介する。
会場では、50名を超える日本画家による作品を展示。妖艶で頽廃的な作風で人気を集め、「悪魔派」と揶揄された北野恒富の《宝恵籠》や《五月雨》、大阪における女性画家の先駆者であり、上村松園とも並び称された島成園の《祭りのよそおい》、そして新しい南画を主導した矢野橋村の《不動窟》など、個性豊かな作品を目にすることができる。
企画展「大阪の日本画」
会期:2023年4月15日(土)〜6月11日(日) 会期中に展示替えあり
会場:東京ステーションギャラリー
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1
開館時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで)
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(5月1日(月)、6月5日(月)は開館)
入館料: 一般 1,400円(1,200円)、高校・大学生 1,200円(1,000円)、中学生以下 無料
※( )内は前売料金(3月1日(水)から4月14日(金)までオンラインで販売)
※障がい者手帳などの持参者は100円引き、介添者1名は無料
【問い合わせ先】
東京ステーションギャラリー
TEL:03-3212-2485