企画展「技と輝きが宿る 九州陶磁器展」が、名古屋の横山美術館にて、2022年1月21日(金)から4月17日(日)まで開催される。
有田焼や薩摩焼など、九州を代表する陶磁器は、朝鮮半島から渡来した陶工によって始まり、400年以上にわたる歴史のなかで大きく発展してきた。幕末期、1867年に開催されたパリ万国博覧会では、佐賀藩と薩摩藩が幕府とは個別に出展し、華麗にして精緻な陶磁器が好評を博した。明治維新後は、日本各地の陶磁器が世界へと盛んに輸出されるようになる一方、九州ではそれまでの品質の高さを保ちつつ、伝統的な意匠に新しい感覚を加えて発展を遂げていった。
企画展「技と輝きが宿る 九州陶磁器展」では、華やかな装飾と高い品質で欧米を魅了した、近代の九州陶磁器を紹介。久富与次兵衛昌保《染付上絵陽刻龍図花瓶》や森田徳《上絵金彩武者図花瓶》をはじめ、透明感ある有田焼の白磁や、釉薬に細かな貫入を入れた薩摩焼を中心に展示する。
企画展「技と輝きが宿る 九州陶磁器展」
会期:2022年1月21日(金)~4月17日(日)
会場:横山美術館
住所:愛知県名古屋市東区葵1-1-21
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日・休日の場合は開館、翌平日休館)
入館料:一般 1,000円(800円)、高校生・大学生・シニア(65歳以上) 800円(600円)、中学生 600円(400円)、小学生以下 無料
※障がい者手帳の所持者は700円
※( )内は20名以上の団体料金
【問い合わせ先】
横山美術館
TEL:052-931-0006