滋賀県立美術館では、リニューアルオープン記念コレクション展 「ひらけ!温故知新─重要文化財・桑実寺縁起絵巻を手がかりに─」を、2021年6月27日(日)から8月22日(日)まで開催する。
リニューアルオープン記念コレクション展 「ひらけ!温故知新─重要文化財・桑実寺縁起絵巻を手がかりに─」では、滋賀県が誇る名品のひとつ、《桑実寺縁起絵巻》(重要文化財)を起点に、「パノラマの視点」「ストーリーを描く」「祈りの情景」という3つの観点から、同館のコレクションを紹介する。
会場では、滋賀県では11年ぶりに《桑実寺縁起絵巻》を全場面公開するほか、室町時代の近江を描いた重要文化財《近江名所図》も展示。さらに、同館が国内随一のコレクションを誇る小倉遊亀の《花三題》や《磨針峠》なども目にすることができる。
日本美術には、絵巻物や掛軸、屏風といった形状がよく見られるが、こうした作品を鑑賞するには、人の手で“開く”ことが必要になる。滋賀県立美術館のリニューアルオープンを記念して開催される本展は、“作品を開く”と“美術館 が開く”の二重の意味にちなんだものとなっている。
リニューアルオープン記念コレクション展 「ひらけ!温故知新─重要文化財・桑実寺縁起絵巻を手がかりに─」
会期:2021年6月27日(日)〜8月22日(日) 会期中に展示替えを実施
[前期 6月27日(日)〜7月25日(日) / 後期 7月27日(火)〜8月22日(日)]
会場:滋賀県立美術館 展示室1
住所:滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
休館日:月曜日(8月9日(月・休)は開館)、8月10日(火)
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
観覧料:一般 540円(430円)、高・大生 320円(260円)
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下、県内居住の65歳以上、身体障害者手帳などの所持者は無料
※「ひらけ!温故知新」展の観覧券1枚につき、 会期中2回観覧可(同時開催の企画展は含まない)
※内容は変更となる可能性あり(最新情報は美術館ホームページを確認)
■《桑実寺縁起絵巻》展示期間予定
・6月27日(日)〜7月11日(日):上巻第一段、第二段、第三段詞書
・7月13日(火)〜7月25日(日):上巻第三段絵、第四段、奥書
・7月27日(火)〜8月9日(月):下巻第一段
・8月11日(水)〜8月22日(日):下巻第二段、第三段、奥書
■同時開催
リニューアルオープン記念展「Soft Territory かかわりのあわい」
会期:2021年6月27日(日)〜8月22日(日)
会場:展示室2・3、エントランス、ギャラリー ほか
【問い合わせ先】
滋賀県立美術館
TEL:077-543-2111