2階には、様々な文化を発信してきた雑誌を新旧交えて集めたフリースペース「カバー(COVER)」が誕生。期間ごとに、特定のテーマについてフィーチャーした雑誌を紹介する。出版社からの提供および一般からの寄贈で集まった3,000冊以上の雑誌を誇るのも魅力的。空間は3階にまで展開し、高い天井により開放的で何度でも訪れたくなるような、開放的な“たまり場”を創出する。
本棚には、『POPYE(ポパイ)』や『anan(アンアン)』、『PATATO(ポテト)』、『Animage(アニメージュ)』などが並ぶ。「そんな年代の雑誌も!?」と驚くような、その雑誌のファンにはたまらない、また初見であっても魅力的な雑誌に出会えるスペースとなっている。
なお「カバー」のキービジュアルには、ロックバンドグループ・クリープハイプの尾崎世界観が起用されている。
地下1階では、昭和8年から90年続く高円寺の老舗銭湯・小杉湯が、銭湯「小杉湯原宿」をオープン。銭湯ブームの立役者でもある小杉湯が神宮前交差点に“街の銭湯”を作り、新たなライフスタイルの場を提供する。
浴場は、オフホワイトを基調とした明るく清潔感のある空間に。銭湯ならではの富士山の絵が大きく飾られていたりと、原宿という都市の中、懐かしい気持ちに浸りながら銭湯を楽しむことができる。
2024年8月30日(金)オープンの、コーセー(KOSÉ)の直営店「メゾンコーセー(Maison KOSÉ)ハラカド」では、コスメデコルテ(DECORTÉ)やアディクション(ADDICTION)といった多彩なコスメを揃える他、楽しいスペースや便利なサービスを用意。テスターと半個室ドレッサーを時間貸しで利用できるサービスや、営業時間外にも事前注文・決済したコスメを受け取ることのできるロッカー、特別感のあるギフト特化コーナーなどを揃える。
3階は、アートディレクターで映画監督の千原徹也が中心となったクリエイターズマーケットフロア。クリエイターと様々な企業や人がコラボレーションし、新たな文化の創出を模索する場となる。
東京のカルチャーを形成してきた原宿ならではのテナントも見逃せない。「オシ ベース ハラジュク」では、クリエイター・作品とファンが空間を通して繋がり、交流できる場を提供。店内では、さまざまなマンガ、アニメ、キャラクターの関連グッズを販売するほか、イベント・ギャラリースペースではライブドローイング等のイベント、作品展⽰、キャラクターグリーティングなどを開催予定だ。
開業当初は、まめっち・めめっち・くちぱっちに代表される「たまごっち」や、漫画『おじさんはカワイイものがお好き。』のキャラクター「パグ太郎」のグッズを展開する。
「カンロポケットラボ」では、1階で展開される「ヒトツブカンロ」で人気の「グミッツェル」が、ミニチュアになって登場。「カンロポケットラボ」内に設置されるカプセルトイで、マスコットになった「グミッツェル」を手に入れることができる。
また3階には、会員制のクリエイティブラウンジ「ベイビー・ザ・コーヒーブリュー クラブ(BABY THE COFFEE BREW CLUB)」をフロアの中心に、ジャンルレスなアート展示や販売などを行うアートギャラリー「匿名希望画廊」、銘菓「うなぎパイ」で知られる春華堂が手掛けるカフェ「ハウズ(HOW’z)」など全17店舗がオープンする。
4階では、多様なカルチャーや新しいエンターテイメントを原宿らしく編集し、国籍・性別・年齢に関わらず皆がボーダレスに体験できる場所づくりに挑戦。その第1弾として、フロア全体を「ハラッパ」と題し、「自然・チルアウト」×「原宿で体験」をテーマにした企画を考案する。焚き火を囲うようなインスタレーションをはじめ、自然やサステナブルを感じるコンテンツを展開していく。
広大な緑化スペース「ハラッパ」には、創業168年目を迎える下鴨茶寮が手掛ける「ハラカドカフェ」がオープン。下鴨茶寮の“おもたせ”として人気の食パン型マーブルあんぱん「料亭のあんぱん」を使用したメニューや、抹茶スイーツ、コーヒーなどを提供する。緑あふれる空間にて、下鴨茶寮によるスイーツと共にチルな時間を過ごせそうだ。