大規模再開発プロジェクト「天神ビッグバン」の一環として、大型複合ビル「ワン・フクオカ・ビルディング(ONE FUKUOKA BLDG.)」、通称「ワンビル」が福岡・天神に新たに誕生。2025年4月24日(木)より開業する。
西日本鉄道が進める「福ビル街区建替プロジェクト」は、長く愛されてきた“福ビル”こと福岡ビルに加えて、天神コアビルと、天神ビブレのある天神第一名店ビルの3つのビルを解体・一体化し、大型複合ビル「ワン・フクオカ・ビルディング」として生まれ変わらせるプロジェクトだ。
新たに誕生する「ワン・フクオカ・ビルディング」は、地上19階、塔屋1階、地下4階で構成。地下4階・3階を駐車場、地下2階から地上4階までを商業店舗、5階を食堂、6階・7階をスカイロビー、8階から17階をオフィスにして、18階・19階には宿泊施設「ワンフクオカホテル(ONE FUKUOKA HOTEL)」が開業する。
「ワン・フクオカ・ビルディング」商業エリアには、ファッション、ライフスタイル・カルチャー、グルメなど約120店舗が出店を果たす。
注目は、日本最大級の広さを誇るシャネル(CHANEL)の新ブティックだ。店舗は地上1階から3階までの3フロアで構成され、レザーグッズやアクセサリーをはじめ、日本屈指の品揃えを揃えるシューズなどがラインナップ。プレタポルテサロンも併設される。
この他、2階にはメゾン キツネ(Maison Kitsuné)とカフェ キツネ(Café Kitsuné)が並んで九州初出店する他、メンズ、ウィメンズ、キッズのスニーカーとウェアを揃えるナイキ(NIKE)ショップがオープン。また、4階にはスノーピーク(Snow Peak)が店舗を構える。
充実した飲食店も要チェックだ。福岡で長年愛されてきた洋食レストラン「ロイヤル」、そして名称を変えて営業を続け、2024年2月に閉店した「コンチネンタルカフェロイヤル」の系譜を継ぐ新たなレストラン「ザ コンチネンタル ロイヤル&ゴウ」が1階に開業。「ロイヤル」らしさは踏襲しつつも、「アジアベスト50」にも選ばれた福山剛をシェフに迎えて、気軽に楽しめる洋食を提供。ワインやビールと一緒に洋食を楽しめる、“ビストロノミー”スタイルのレストランとなる。
加えて、地下1階には多彩な人気店の料理を楽しめるフードホール「イイト テンジン(iiTo TENJIN)」と、地元の名店や全国区の人気店を“はしご”できる飲食ゾーン「天神のれん街」を展開。観光客もビジネスワーカーも楽しむことのできる、食の新スポットとなる。さらに、5階にも「天神福食堂」がオープンする予定だ。
ライフスタイル・カルチャーを楽しむ店舗も充実。天神初となる「福岡天神 蔦屋書店」では、書籍を中心にライフスタイルを提案するような品揃えに。店内にシェアラウンジも備え、仕事やカフェ利用など、様々な用途で使うことのできる空間となる。
3階には、東京・青山のアートセンター「スパイラル(SPIRAL)」が九州初上陸。アートを軸にショップ・カフェ・ギャラリーを備えた新しい複合ショップを展開する。
また、同フロアには中川政七商店(Nakagawa Masashichi Shoten)の九州最大級の新店舗もオープンする。