2012年10月17日(水)から10月23日(火)まで、伊勢丹新宿店ザ・ステージで、アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)の期間限定コンセプトストアが登場。また、限定アイテムが、東京・銀座のドーバー ストリート マーケット ギンザ・コム デ ギャルソン(DSM)でも10月17日(水)に発売され、同時に特別なインスタレーションもスタートした。
これを機に、デザイナーのアレキサンダー・ワン本人も来日し、10月17日(水)にはこの2つのショップにワン本人も来店してファンとの交流を楽しんだ。また、その前日に行われたインタビューで、日本初となる今回のポップアップショップや、自身のクリエーションについて語ってくれた。
アレキサンダー ワンは、NYの人気ブランド。2008年春夏シーズンよりNYコレクションでデビューして以来、繊細で洗練されたデザインと高いクオリティでが支持され、現在、全世界の約200店舗で取り扱われている。2011年にNYのSOHOに待望のの直営店をオープン。日本にも伊勢丹新宿店に2012年2月に初の直営店をオープンしたばかりだ。
伊勢丹の期間限定ショップのコンセプトは、SOHOの直営店と同じ「Communalliving room area (共有のリビングルーム)」。そこから今回特別に「tricked out basement(遊べる地下室)」というコンセプトで空間を演出する。彼自身が日本からインスパイアされた日本限定のライフスタイルアイテム「OBJECT Collection × Japan Culture」や、Tシャツが中心のT by ALEXANDER WANGシリーズ、バックコレクションなど、限定や世界先行発売のアイテムが多数登場する。
一番のお気に入りはDJのスティーブ青木(Steve Aoki)と一緒に選曲したオリジナル プレイリスト入りのUSBスティック(PLAYLIST CUSTOMIZED USB COLLABORATION WITH STEVE AOKI)です。音楽は私にとって重要なインスピレーションソースですし、スティーブはユニークなバックグラウンドを持ったスペシャルな人。とても良いプレイリストができて満足しています。
スティーブとは2008年春夏のデビューショーでDJをやってもらったんです。今年欧州のミュージックフェスで再会して、「僕の2008年のコレクションこと覚えてる?」って聞いたら、「当時はガールフレンドから、『若くて今キテるデザイナーがいるからDJやってあげて』って頼まれただけだったから君のこと知らなかったけど、ここまでになるとはね」って言われました。
2012年4月にデビューした「OBJECT」コレクションは、ワンの感性が光るライフスタイルアイテムを展開しており、アレキサンダー ワンの直営店のみで限定発売されている。黒を使ったグラフィカルでスタイリッシュなデザインが魅力だ。
今はショップを持っているので、服だけでなく自分の感性で空間や環境をプロデュースできるのがとても楽しいです。「OBJECT」や音楽と一緒に、お店全体でブランドの世界観を体験してもらえるのっていいですよね。「OBJECT」には、ライターホルダー、灰皿、ヨガマット、レザーのテディベアなど、ユーモアあるデザインも多いんですよ。アレキサンダー ワンを着るだけでなく、使ってもらうことでその世界観を感じてほしいと思っています。毎日いろんなアイディアが浮かんでくるので、それをどう編集するかが悩んでいるくらいなんです。