ラルフ ローレン(Ralph Lauren)の 2019年春ウィメンズコレクションがニューヨークで開催された。
今シーズンのコレクションの特徴はブラック、ホワイト、ゴールドの3色のみで構成されていることだ。オールブラックの装いにゴールドの小物やジュエリーを添えたものから、ゴールドのジャケットを大胆に組み合わせたものまで。シンプルでエレガントなスタイルだからこそ、ゴールドを基調とした色合いのコントラストがより一層映えている。
シルエットは、上半身の身体のラインを活かしたシャープなデザインに、動きのあるワイドボトムスという、上下でボリュームの異なるスタイリングが多く見られた。スリムなウエストのデザインや、太いベルトの組み合わせで、バランスの取れたメリハリのある印象に仕上げた。
ショーが進んでいくと、艶と透け感のある生地に白の花を一面に配し、ふんわりと仕上げたドレスも登場。同様の素材を採用したパンツスタイルは、これまでに出てきた無地で纏めたものよりも柔らかに。これらにゴールドのジュエリーやパンプスを控えめに添えて、花柄の持つフェミニンさをさらに引き立てている。
落ち着きあるスタイリングの中で、きらびやかなメタリック素材で仕立てたニットやアウターも現れた。それらは、スポーティーなパンツでカジュアルに纏められているが、ゴールドを基本にしたことでエレガンスな雰囲気も残している。また、ヒールの高いパンプスを合わせて、女性らしさも表現している。