ラルフ ローレン(Ralph Lauren)の2024-25年秋冬ウィメンズコレクションが、ニューヨークにて発表された。
“内なる自信からくる美しさ”を持った女性像にフォーカスするラルフ ローレンの2024年秋冬シーズン。時代や流行にとらわれないタイムレスなスタイルや個性を確立させた女性たちの美しさを、コレクションを通して描いていく。
カラーパレットはブラウンやベージュを中心としたニュートラルで落ち着きのある色彩。時折メタリックなドレスや上品な光沢のあるシャツを交え、質感には変化をつけながらも、あくまでカラーには統一感を与えている。例えば、ホワイトのシャツにカーディガン、そしてゴージャスな光を放つタイトなパンツと、異なる質感のピースを組み合わせたルックは、ベーシックなカラーリングに揃えることで洗練された佇まいを演出する。
そんな穏やかなカラーで展開されるのは、上品かつ繊細な印象のルック。タックインしたシャツにロングコートを羽織ったスタイルや、ジャケットに裾が揺れるフレアパンツを取り入れたスタイルなど、要所ごとに適度なエレガンスを差し込んでいる。
シルエットにはボリュームを与えすぎず、秋冬シーズンながらスタイリッシュにまとめているのもポイント。肩からまっすぐ下に落ちていくラインのジャケットやコート、スリムなパンツ、体に沿うようなドレスが複数提案された。また、ショート丈のコートにネクタイを合わせたマニッシュなルックも、どこか引き締まった印象を感じさせる。
パッチワークのジャケットや、大ぶりな“RL”モチーフが目を惹くベルトなどが、統一感の中に変化を付与。ニットのセーターと同時にレザーのスカートを纏うスタイルや、カーディガンに光沢のあるスカートを合わせたスタイルなど、ルック内で共存する異素材のピースも、コレクションに豊かさをもたらしてくれる。