エクスペリア(Xperia)の新スマートプロダクト「Xperia Touch(エクスペリア タッチ G1109)」が発表された。また、2017年4月20日(木)には、日本で製品発表会が行われ、価格は15万円前後(市場予定価格)、発売日は2017年6月24日(土)になることも判明。※予約受付は6月9日(金)より開始。
「Xperia Touch」では、端末から、壁やテーブルなどにスクリーンを投写。そこに実際に触れて操作することができる未来型コミュニケーションプロダクト。タブレットやスマートフォンでもなく、かと言って通常のプロジェクターでもない投影型コンピュータだ。
例えば、テーブルを囲んで家族や友人と一緒にゲームをしたり、壁に投写したスクリーンで動画を見たり、ビデオ通話などを体験できる。(最大10点のマルチタッチにより、複数人でのプレイが可能)
ソニーの独自液晶ディスプレイデバイス、SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)を搭載し、超短焦点レンズにより23インチから80インチまで投影できる。搭載されるのは、Android OSで、Google Playのアプリケーションもインストール&操作可能。また、赤外線とカメラを組み合わせた毎秒60フレームのリアルタイム検出を行うそうで、遅延のない快適なタッチ操作を実現するという。
実際に使ってみたが、ほぼスマホと使い方は同じだ。電源を押すとXperiaのロゴ、続いて起動画面が壁に投影される。その後は、スマートフォンでいう待ち受け画面になり、ダウンロードされているGoogle Playのアプリを使用できるようになる。
内蔵されていたゲームでも遊んでみた。気になる壁、机の上での反応は、とてもいい。ピアノのアプリケーションでは、本当に弾いているかのように音楽が流れていた。メロディーを奏でられるくらい感度は高いよう。また、複数人プレイのゲームは、壁や机に投影されれば遊びやすくなる。
プレイステーション4リモートプレイにも対応。テレビゲームを、Xperia Touchが投影したスクリーンから操作してゲームを楽しめる。
4月 21日(金)より、ソニーショールーム/ソニーストア銀座、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 大阪、ソニーストア 福岡天神、ソニーストア 札幌にて本商品を順次展示されることも発表された。実際に触れることができるので、ぜひ一度試してみたい。
企業とのコラボレーションも決定。商品発表会では、3つの事例が発表された。
4月22日(土)からはメルセデス・ベンツ コネクション東京/大阪にて、最新のメルセデスの内外装をタッチ映像で確認できるような体験を提供。YouTubeの360度動画を投影しており、それをタッチで動かすという施策となっている。プロジェクターであれば大人数で見ることができるので「家族で一緒に動画を見る」というようなシチュエーションに活用されたようだ。