マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL) 2017年春夏コレクション。今シーズンは、ソフトとハード、ダークとクリア、スポーティーとフェミニンなど、カラー・スタイリング・素材において「コントラスト」がキーワードとなった。
まずはコレクションのキーアイテム、シャツ。ベーシックなサイズ感のボディに、あえてワイドな袖を付けた絶妙なバランスが特徴だ。ハリのあるコットンを使用することで、シルエットを強く見せている。片方の肩をはだけさせたフェミニンな着こなしやノースリーブニットを上にレイヤードしたクラシックなスタイリングが披露された。
コレクションの中でも一際目を引くプリーツスカートは、まるで玉虫のような光沢感。シルクを使用し、細やかな加工によりグラフィカルでストレートなラインを作り上げている。スカートは他にも、上からオーガンザを重ねヘビーとライトの対比を感じるものも登場した。
マーガレット・ハウエルならではのトレンチコートは、ショート丈にアレンジすることで新鮮なスタイルに。腰からのびるロングベルトが、アクセントとなっている。
コレクション全体のカラーパレットは、チェスナットブラウンやブロンズなどリッチなアースカラーやモノトーンを中心に、まるでイングリッシュガーデンに咲くような深い椿色や繊細なピンクローズの色合いがアクセントになり、夏を感じるリラックススタイルが作り上げられた。