「東京ニューエイジ」が、2015年10月12日(月)に渋谷ヒカリエでショーを開催した。「東京ニューエイジ」は、ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)の坂部三樹郎とリトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の山縣良和がプロデュースする、若手デザイナーを集めたプロジェクト。
左) 「SOSHI OTSUKI」 右) 「AKIKOAOKI」
今回のショーは、「SOSHI OTSUKI」「AKIKOAOKI」「KEISUKEYOSHIDA」「RYOTAMURAKAMI chiaki&ryota」「kotohayokozawa」の5ブランドが、各テーマで披露。会場は、至ってシンプルなデザインで、洋服そのものを際立たせるにはふさわしい舞台だ。
奇をてらわず直球で日本のメンズウェアを表現したという「SOSHI OTSUKI」は、モノトーンに赤を差し色とした、スポーティーなワードローブを展開。その雰囲気とは一転、浜辺のイメージを表現した「AKIKOAOKI」は、シースルーを使った涼しげな印象だ。クロップド丈のトップスとワイドパンツで、絶妙なバランスを奏でていた。
左) 「RYOTAMURAKAMI chiaki&ryota」 右) 「kotohayokozawa」
曲調がアップテンポになったかと思えば、次に登場したのは「KEISUKEYOSHIDA」。思春期の男の子を表現したという今季は、学生服や学校で着るようなジャージ、カーディガンをアレンジして、少し生意気な学生を想起させる。
「RYOTAMURAKAMI chiaki&ryota」は、大きな造花を胸元に添えたり、折り紙のモチーフをあしらったり、スリッパを持たせたり……クスッと笑える演出が印象的だ。そして、ラストを飾った「kotohayokozawa」は、雰囲気をがらりと変える官能的なスタイル。全体的にタイトなラインで、現代女性のワイルドさを表現していた。