サーラ・レポコルピは、アールト大学の卒業生。2009年12月にコペンハーゲンで行われた北欧のデザインコンテストで入賞した。このコンテストには、20人のプロの若いデザイナーが招待され、新しい持続可能性のある素材で作った作品が展示された。
今回のコレクションは、手作業で作られ手描きされた立体的な表面から出来ている。素材は、ミルコフィル・シルク混合ジャージー、トナカイの皮、動物の皮革、ほとんど手染めの様々なウール、特殊加工されたコットンマットの切れはしなど。インスピレーションは、とても混沌としたものやそれとは逆に整然としたものといった科学的、天文学的概念で、宇宙写真を転写している。
サーラ・レポコルピのコレクションはハンドクラフトと量産されたウィメンズウェアの組み合わる手法を用いる。デイリーウェアからユニークな少数のアイテムまで多岐にわたる。そして、伝統的な手工芸の技法と現代的な工夫を凝らしたパターンメイキングの両方を使う。彼女の作品は、ファッションの中でよく見られる、クラシックと現代、誇張と控えめ、図形的と生物的といった並列を変えようとする試み。
サーラ・レポコルピは、2011年の芸術活動のためにフィンランド政府から奨学金を授与され、自分自身のブランドをスタートする。