トップショップ ユニーク(TOPSHOP UNIQUE)が、2015年春夏コレクションをロンドンで発表した。
週末の夜はパーティーして、ダンシングオールナイト……!そんなエネルギッシュな若者の日常から生まれるブリティッシュユースカルチャーが今季のテーマ。舞台は、イギリス南部のイーストボーンから北西部にあるテーマパーク、ブラックプールプレジャー・ビーチまでの海岸線。ビーチカルチャーが根付いた若者たちのワードローブが展開された。
ファーストルックを飾ったのは、度々同ブランドのショーに登場する、カーラ・デルヴィーニュ。赤と黒のラインが入ったスポーティーなトップスに、フリルスカートをあわせたホワイトのセットアップで登場した。鮮やかなブルーのドラムバッグとトリコロールカラーのサンダルが、若々しさを感じさせる。
コレクションの前半は、ビーチルックに上着を羽織って夜の街へ繰り出すようなスタイルを展開。プリーツスカートやショートパンツなど短い丈のボトムスに、あたたかなトップスを合わせた、上下でボリューム感が異なるスタイルが多く見られた。袖や胸元にラインの入ったサイクリングジャージからは、ティーンエイジャーならではの、パワーと無邪気さを感じられる。
後半からはナイトシーンへ。ホームパーティーからナイトクラブへ会場が変わるように、シャーベットイエローやレッドなど鮮やかなカラーを楽しむドレスから、ブラック、ホワイト、シルバーを基調としたドレッシーなスタイルへと変化していく。シースルー素材や大きく開いた胸元は大人っぽさを感じさせるが、フリルスカートやフラワーモチーフのブレスレットはどこかあどけなさを残す。
全体としては、腕をしっかりと出したアメリカンスリーブやボーダーラインで表現したアクティブで男らしい要素と、フラワープリントやコンパクトなサイジングからみられる女性らしい要素をミックスさせたルックが多く見られた。難しいことを考えずに、今すぐ着たいものを着るというような、オシャレを直球で楽しむ力強さを表現したコレクションだ。