映画『ブルータリスト』が、2025年2月21日(金)に公開される。
映画『ブルータリスト』は、第二次世界大戦下にアメリカへ渡ったハンガリー系ユダヤ人の建築家、ラースロー・トートの30年にわたる数奇な半生を描いた人間ドラマだ。
ホロコーストから逃れ生き延びるも、愛する妻や姪と強制的に引き離されてしまったラースローは、移住先のペンシルベニアで実業家のハリソンと出会い、家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計・建築を依頼される。しかし、母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には多くの障害が立ちはだかり、ラースローが希望を抱いたアメリカンドリームの裏には大きな困難と代償が待ち受けていた……。
映画タイトルの『ブルータリスト』は、材料や構造などをそのまま表した即物的なデザインを示す建築様式「ブルータリズム」に由来。劇中では、ラースローが家族に抱くむき出しの愛情や建築にかける情熱を、荒々しくも力強く、そして美しく描き、まさに「ブルータリズム」を映し出したかのような映像作品となっている。
主人公 ラースロー・トートに扮するのは、『戦場のピアニスト』で第74回アカデミー賞主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディ。妻 エルジェーベトは、『博士と彼女のセオリー』第87回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズが演じる。
また、アメリカへ渡ったラースローの運命を大きく変える大富豪のハリソン役は、『メメント』や『アイアンマン3』などで知られるガイ・ピアースが務めるほか、『憐れみの3章』のジョー・アルウィン、『トゥモローランド』のラフィー・キャシディなど、ハリウッドを牽引する役者陣が脇を固める。
主人公 ラースロー・トート…エイドリアン・ブロディ
ハンガリーの建築家。ホロコーストから逃れ移住したアメリカ・ペンシルベニアで、礼拝堂の設計と建築を任される。移民として苦境にさらされながらも、家族への愛と建築への情熱を抱き奮闘する。
エルジェーベト…フェリシティ・ジョーンズ
ラースローの妻。ラースローと一度は引き離されるも、彼と共に数奇な運命をたどる。
ジョーフィア…ラフィー・キャシディ
ラースローの姪。
ハリソン…ガイ・ピアース
アメリカ・ペンシルベニアの著名な実業家。ラースローの建築家としての才能を認め、礼拝堂の設計と建築を依頼する。
監督は、俳優としての活動経験も持つブラディ・コーベットが務める。2016年の映画『シークレット・オブ・モンスター』や2018年『ポップスター』では監督や脚本を担うなど、映画制作の才能を光らせる気鋭の監督だ。
なお、映画『ブルータリスト』は、第81回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞。第97回アカデミー賞の最有力候補のひとつとなっている。
【作品詳細】
映画『ブルータリスト』
公開日:2025年2月21日(金)
監督:ブラディ・コーベット
脚本:ブラディ・コーベット、モナ・ファストヴォールド
出演:エイドリアン・ブロディ、フェリシティ・ジョーンズ、ガイ・ピアース、ジョー・アルウィン、ラフィー・キャシディ
原題:THE BRUTALIST