企画展「evala 現われる場 消滅する像」が、東京・新宿のNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)にて、2024年12月14日(土)から2025年3月9日(日)まで開催される。

evala、集大成となる展覧会

2000年代以降、個人として活動するばかりでなく、多くのコラボレーションを行ってきた音楽家、サウンド・アーティストのevala(エヴァラ)。企画展「evala 現われる場 消滅する像」は、新作を含むevalaの作品を紹介する、集大成となる展覧会だ。

サウンド・アートとは、聴覚を中心とした表現である。「聴くこと」自体に着目するサウンド・アートでは、楽器で演奏される音ではなく、自然環境音を録音した素材など、多様な音を使用している。このように、同じく聴覚による芸術表現である音楽と区別されるサウンド・アートは、聴くことから広がる知覚世界を示す表現だといえるのだ。

サウンド・アートの領域においてevalaは、立体音響システムを駆使した独自の「空間的作曲」により、先鋭的な作品を手がけてきた。その作品は、ほぼ音だけで構成されるにもかかわらず、鑑賞者の視覚的な想像力をも喚起するものであり、「耳で視る」表現として高く評価されている。

evalaは2013年、世界的なサウンド・アーティストである鈴木昭男とのコラボレーションにより、《大きな耳をもったキツネ》をICC無響室で制作、発表している。本展では、evalaの原点ともいえる同作を筆頭に、そこから発展した作品、ICCの広々とした展示スペースを全室使用した大型インスタレーションなどを紹介する。

展覧会概要

企画展「evala 現われる場 消滅する像」
会期：2024年12月14日(土)〜2025年3月9日(日)
会場：NTTインターコミュニケーション・センター(ICC) ギャラリーA・B
住所：東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー 4F
開館時間：11:00〜18:00(入館は閉館30分前まで)
休館日：月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合、翌日に休館)、12月28日(土)〜1月3日(金)、2月9日(日)
入場料：一般 1,000円(900円)、大学生 800円(700円)
※事前予約の入場優先
※( )内は15名以上の団体料金
※障害者手帳の所持者および付添1名，65歳以上、高校生以下、ICC年間パスポートの所持者は無料

【問い合わせ先】
フリーダイヤル
TEL：0120-144199