企画展「タローのダンス」が、東京・南青山の岡本太郎記念館にて、2024年3月15日(金)から7月7日(日)まで開催される。
岡本太郎は、1952年にモザイクタイルの作品《ダンス》を手がけている。芸術と社会の繋がりを意識していた岡本にとって、一点ものの油彩画とは異なり何枚でも制作でき、屋外にも設置できるモザイクタイル作品は、芸術に対する自身の考えを体現するものであったといえる。同作は、2011年の修復を経て、今なお大阪タカシマヤのシンボルとして親しまれている。
ところで、岡本はダンスを、肉体と精神の躍動であると捉えていたようだ。1950〜60年代にかけての岡本は、さまざまな日本の民俗的踊りに接し、見世物ではなく生活と一体となったこれらの踊りに芸術の本質をも見て取っている。
企画展「タローのダンス」では、まるでダンスを踊っているかのような、岡本の作品を紹介。《群像》や《ダンス》など、みずみずしい情熱と生命力を湛えた作品を一堂に展示する。
企画展「タローのダンス」
会期:2024年3月15日(金)~7月7日(日)
会場:岡本太郎記念館
住所:東京都港区南青山6-1-19
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:火曜日
観覧料:一般 650円(550円)、小学生 300円(200円)
※( )内は15人以上の団体料金
【問い合わせ先】
岡本太郎記念館
TEL:03-3406-0801