展覧会「高野光正コレクション 発見された日本の風景」が、2023年8月17日(木)から9月3日(日)まで日本橋高島屋S.C.本館にて、9月6日(水)から25日(月)まで大阪高島屋にて開催される。京都国立近代美術館などでも開催された巡回展だ。
明治時代の日本は、西洋諸国からさまざまな技術や制度を取り入れて近代化を推進し、社会の広い分野に大きな変化をもたらした。これは美術についても当てはまる。日本の画家は、西洋から学んだ技法を用いて、自国の風景や暮らしを描きだした。一方、日本を訪れた外国人画家もまた、西洋とは異なる日本の文化や自然に興味を抱き、その様子を描き留めている。
これらの作品の多くは、外国人旅行者に求められるなどして海を渡った。展覧会「高野光正コレクション 発見された日本の風景」では、コレクターの高野光正が海外で収集し、里帰りを果たした作品を一挙公開する。
会場では、新版画でも知られる吉田博(よしだ ひろし)や、日光で活動して外国人からの評価も高かった五百城文(いおき ぶんさい)、横浜で土産物の水彩画を描いていた笠木治郎吉(かさぎ じろきち)などが、西洋の絵画技法を学んで慣れ親しんできた風景を描いた作品を紹介。また、チャールズ・ワーグマンなど、当時日本を訪れた西洋人による作品も目にすることができる。
展覧会「高野光正コレクション 発見された日本の風景」
■東京会場
会期:2023年8月17日(木)〜9月3日(日)
会場:日本橋高島屋S.C.本館 8階ホール
住所:東京都中央区日本橋2-4-1
TEL:03-3211-4111(代表)
開場時間:10:30~19:30
※最終日9月3日(日)は18:00閉場
※入場はいずれも閉場30分前まで
■大阪会場
会期:2023年9月6日(水)〜25日(月)
会場:大阪高島屋 7階 グランドホール
住所:大阪府大阪市中央区難波5-1-5
TEL:06-6631-1101
開場時間:10:00〜19:00
※最終日9月25日(月)は18:00閉場
※入場はいずれも閉場30分前まで
〈入場料〉
一般 1,200円(1,000円)、高校・大学生 1,000円(800円)、中学生以下 無料
※( )内は前売料金
※障がい者手帳、デジタル障がい者手帳の提示者本人および同伴者1名は無料。
※小学生以下保護者同伴のこと