展覧会「ポケモン×工芸展—美とわざの大発見—」が金沢・国立工芸館で2023年6月11日(日)まで開催される。
“ポケモン”と“工芸”。一見意外な組み合わせだが、実は共通項が少なくない。たとえば工芸の原材料や製造工程のエネルギーには、土・草・金属・水・炎・電気などが挙げられ、いずれもそのままポケモンのタイプといっても通用するかのよう。また、わざを磨いたり、育てたり、収集や交換といったシステムも工芸にかける作り手や愛好者の想いと重なるところが多い。
「ポケモン×工芸展—美とわざの大発見—」は、“ポケモンと工芸、正面切って出会わせたとしたら、どのような化学反応が起きるだろうか?”という問いに、アーティストたちが本気で挑んだ作品を展示する展覧会。人間国宝から注目の若手まで20名のアーティストが、工芸の多種多様な素材と技法で作り上げた新作約70点を初公開する。
会場で展示されるのは、銅や金などで作られた吉田泰一郎による《サンダース》や、陶器で表現した今井完眞の《フシギバナ》など立体的な工芸作品。
また、ピカチュウなどのキャラクターを落とし込んだ城間栄市の《琉球紅型着物「島ツナギ」》や、全面にゲンガーとゴーストを表現した小宮康義の《江戸小紋 着尺 「ゲンガー・ゴースト」》なども鑑賞できる。
【詳細】
展覧会「ポケモン×工芸展—美とわざの大発見—」
会期:2023年3月21日(火・祝)~6月11日(日)
休館日:月曜日(ただし5月1日は開館)、5月14日(日)
開館時間:9:30~17:30※入館時間は閉館30分前まで。
会場:国立工芸館
住所:石川県金沢市出羽町3-2
観覧料:一般 900円(600円・800円)、大学生 500円(350円・450円)、高校生 300円(200円・250円)
※( ) 内は20名以上の団体料金・割引料金の順で記載。
※オンラインによる事前予約もあり。
※中学生以下、障害者手帳の所持者と付添者1名は無料。
出品作家:池田晃将、池本一三、今井完眞、植葉香澄、桂盛仁、桑田卓郎、小宮康義、城間栄市、須藤玲子、田口義明、田中信行、坪島悠貴、新實広記、林茂樹、葉山有樹、福田亨、桝本佳子、水橋さおり、満田晴穂、吉田泰一郎[五十音順]
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)