ジュリアン ディヴィッド(Julien David)が、2014年2月28日(金)にパリファッションウィークで、2014年秋冬コレクションを発表した。
モノトーンをメインに展開する今季のジュリアン ディヴィッドは、ストリートの要素をコンテンポラリーにアピールする。ファーストルックは、メルトンウールのロングケープにロングドレスを合わせた“長め丈”同士の着こなし。足元からあえて覗かせた凸凹したテクスチャーのソックス、サファリハットにキャップのディテールを取り入れた帽子で、少しやんちゃな雰囲気に。
素材の質感で遊んだ大胆なロングドレスにも注目したい。しわしわのダブルフェイスのコットンと、繊細なオーガンザを身頃から裾までほぼ同じ割合で使用したドレスは、袖口やヘムラインにギャザーを寄せてカジュアルに仕上げた一着。斜めのラインから除く肌は、セクシーというよりモード寄り。
途中、「Elastic」と呼ばれる長さの異なる曲線を並べた不思議なパターンが登場する。ボタンを2つだけ閉じてウェストを強調したジャカードカーディガンに、ふわふわとした毛長の長いホワイトのフレアスカートを合わせて、個性派ガーリーなスタイルに。スカートとお揃いの生地を用いた、ラムスキンのミニバッグもポイントになっている。
後半は、細やかなフリンジを全身にあしらった、グラデーションカラーのトップスやマキシドレスが登場。インパクトのある主役級ドレスも、Tシャツベースのデザインで、スポーティな装いにまとめている。