トッド リン(Todd Lynn)が2011年秋冬コレクションを発表した。今回コレクションは人々の新たな導きとなった聖書、17世紀後半から18世紀にかけて文化的にも思想的にも新しい光となった啓蒙時代、反骨精神のパンク・ロックの伝説シド・ヴィシャスからわかるように次の時代を切り開く新しい「未来」がテーマとなった。黒やグレー、深紅を使いルックごとに同系色でまとめられているのが特徴。また、上質なレザーにコットンや透ける素材を合わていたり異素材の組み合わせを黒やグレーなどの同系色でまとめることによって無機質かつ新進的な雰囲気を演出した。襟の高い、顔を半分以上も覆うスタイルが多く、それに加えて直線的なジッパーなどのディテールは今回のテーマである未来感をうまく表現した。また、全体的にシンプルでタイトな仕上がりの中に、ドレープの美しいロングスカートにタイトなレザージャケットを合わせるスタイリングもあり、シンプルなコレクションの中にも上品さもうかがえるコレクションとなった。
トッド リン(TODD LYNN)は、カナダの出身。<a href="/words/1908">セントマーチンズ</a>を卒業。ローラン・ムーレに付き、約7年の間働く。もともとは音楽関連のステージ衣装を手がけ、裏方でデザインをしていた。
2006年、プレス及びバイヤー向けのコレクションを開き、コレクションデビューをはたす。その後、2007S/Sシーズン...
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