1955年、イタリアにてルチアーノ・ベネトンが「トレ・ジョリー」を創業。後に改名して「ベネトン」とする。
ユナイテッド カラーズ オブ ベネトン(UNITED COLORS OF BENETTON.)はイタリアのカジュアルブランド。レディース・メンズウェア、こども服、マタニティウェアなど幅広く展開する。ベネトングループとして、シスレー(SISLEY)、ノルディカ(NORDICA)、キラーループ(KILLER LOOP)、プレイライフ(PLAYLIFE)などのブランドも展開している。
ベネトンは、社会的な問題をテーマに掲げるなどしたセンセーショナル、斬新かつ独創的な広告が有名で、ショーウィンドウに表現される広告は、問題定義を投げかけ、見る物に強いインパクトを与える。ブランド名の「ユナイテッド カラーズ オブ ベネトン」とは「人種の調和と統合」の意味が込められており、ベネトンの広告デザインには、様々な人種がベネトンの服を着て、手をつなぐものがしばしば見受けられる。
創業者のルチアーノ・ベネトン(Luciano Benetton)は、1935年、イタリアのトレヴィゾ生まれ。55年、「トレ・ジョリー」を創業。ニットウェアのデザインが地味なことに目をつけたルチアーノ・ベネトンは、カラフルなニットの生産を始めたのが設立のきっかけとなっている。
1965年、最初の工場を設立また、この年、初の単独ショップ「マイ・マーケット」をベッルーノにオープンとともに、会社名とブランドをトレ・ジョリーから「ベネトン」へ変更する。69年には海外に進出、パリにショップをオープンした。86年、ミラノとヴェネチアの株式市場に上場を果たす。
1980年代、F1にスポンサーとして参加。その後、買収を通じてベネトンチームを結成する。F1に関しては90年代に加入したシューマッハの活躍もあり、ドライバーズ・チャンピオンのタイトルを獲得。
1987年、日本でライセンス事業をスタートする。2000年、表参道にメガストアをオープン。その後、大阪、京都など日本にもショップの展開を拡大させている。
2000年、F1チームをルノーに売却。
2018年、ファッションデザイナーのジャン=シャルル・ド・カステルバジャック(Jean-Charles de Cadtelbajac)が、メンズ・ウィメンズコレクションのアーティスティック・ディレクターに就任。2019年秋冬コレクションより部分的に、2020年春夏コレクションより全面的に始動する。