バルマン オム(BALMAIN HOMME)の2014年秋冬コレクションは、絶世の美女たちを虜にしたフォトグラファー、ピーター・ビアードからインスピレーションを受けている。
「若いバルマンのファンが、ストリートスタイルにクラシックなパリジャンピースや高級な服を上手く取り入れて、新しい息吹を感じるコーディネートしていることを嬉しく思う。今回のコレクションはそのようなミックススタイルを称賛するアイテムばかりだ」とクリエイティブディレクターのオリヴィエ・ルスタンが 語るように、今回のバルマンは異なるテイストやスタイルを組み合わせたスタイリッシュなコレクションだ。
グリーンやブラウン、キャメルを中心としたかカラーパレットにレオパード柄、ゼブラ柄を合わせた色使いは東アフリカを彷彿とさせる。タキシードラペルやカモフラ柄をミックスしたボンバージャケットや、ゼブラパンツとレオパード柄のスリッポンをジャケットスタイルに合わせるコーディネートなどは、どこかドレッシィで、単なるサファリルックでないことを物語っている。
スウェットパンツ、バイカーパンツなどをボトムに選ぶことで、スポーティーなルックに。また、厚手のケーブルニットやジャケットに施された繊細な装飾からはメゾンブランドであるバルマンのラグジュアリーを感じる。
全編に渡ってアフリカの壮大な景色を思わせる空気が漂いつつも、エレガントな香りのする本コレクション。モダンで若々しいセンスとクラシックな技術や伝統が贅沢に溶け合っている。