展覧会「アリス ─へんてこりん、 へんてこりんな世界─」が、大阪のあべのハルカス美術館にて、2022年12月10日(土)から2023年3月5日(日)まで開催される。東京の森アーツセンターギャラリーでも開催された巡回展だ。
19世紀イギリスのチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンが、ルイス・キャロルのペンネームで発表した 『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』。知人の娘アリス・リドゥルとその姉妹のために即興で創作した物語をもとに生まれたこれらの作品は、現在に至るまで数多くの人びとを触発し、児童文学という枠にとらわれず、美術、映画、舞台、そしてファッションなど、さまざまな領域に影響を与えている。
展覧会「アリス ─へんてこりん、 へんてこりんな世界─」は、イギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館による世界巡回展。ふたつの『アリス』作品が、約160年にわたって映画や美術、ファッションなどに及ぼした影響の広がりを、約300点の作品や映像演出により紹介する。
ふたつの『アリス』には、当時のヴィクトリア時代の社会状況を背景に、論理学や言葉遊び、パズルなど、ドジソンならではの視点を通して、幻想的な世界が繰り広げられている。本展では、物語が育まれた時代背景に光をあてつつ、ジョン・テニエルによる挿絵のスケッチなどを多数展示する。
また、『アリス』の物語が、後世の人びとに与えた広範な影響にも着目。サイレント映画からディズニーアニメ、ティム・バートン監督による作品に至る映画の数々はもちろん、サルバドール・ダリや草間彌生などの美術作品、バレエをはじめとする舞台芸術、そしてヴィヴィアン・ウエストウッドといったファッションなどを一堂に集めて紹介する。
展覧会「アリス ─へんてこりん、 へんてこりんな世界─」
会期:2022年12月10日(土)〜2023年3月5日(日)
会場:あべのハルカス美術館
住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス 16階
開館時間:火〜金曜日 10:00〜20:00 / 土〜月曜日・祝日 10:00〜18:00
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:12月12日(月)・31日(土)、1月1日(日・祝)
観覧料:一般 1,800円(1,600円)、高校・大学生 1,400円(1,200円)、小・中学生 500円(300円)
※( )内は前売および15名以上の団体料金
※前売券は12月9日(金)まで販売
※チケットは、あべのハルカス美術館ミュージアムショップ(美術館開館日のみ)、あべのハルカス美術館ホームページ(オンラインチケット)ほかにて販売
※障がい者手帳の所持者は、美術館チケットカウンターでの購入者本人と付添者1名まで当日料金の半額
【問い合わせ先】
あべのハルカス美術館
TEL:06-4399-9050 (10:00〜17:00)