バーバリー(BURBERRY)の2023年春夏ウィメンズコレクションが発表された。
今季のクリエーションにあたり、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのリカルド・ティッシは、多くの人々と多様性が出合い混ざり合う英国のビーチに着目。バーバリーの中心地かつ故郷のロンドンで、英国を新たに解釈し、その真髄に内在する理想主義と現実主義をコレクションに反映させていく。
散見されたのは、スイムウェアを再解釈したピース。フルレングスのドレスと融合させたユニークなデザインや、ボディスーツにスイムウェアを重ねたルックが繰り返し提案された。
スポーツとテーラリングが共存するメンズウェアも印象的。カジュアルなTシャツにワイドなトラウザーや襟付きシャツを組み合わせたルックはその好例。また、レースやチュールといったフェミニンな素材がメンズウェアに積極的に用いられたのも今季の特徴といえる。
バーバリーのアイコンであるトレンチコートに用いられるギャバジンは、ロングスカートやジャケットに使用。また、今季は4つのスリーブを取り付けたユニークなデザインのトレンチコートも披露された。
ゴーグルやサメといった海を彷彿させるものをモチーフにしたアクセサリーもラインナップ。ゴーグルは、煌めくクリスタルをふんだんにあしらうことでジュエリーとしてのゴーグルへ昇華。サメモチーフのドロップイヤリングやサングラスには、金属や樹脂、シリコンなどで鋳造したサメの歯を使用し、エネルギッシュなムードを纏わせた。
また、腕用の浮き輪から着想を得たバッグや、サマータイムにインスピレーションを得てトングサンダルをアレンジしたシューズも登場。シューズは、サーフボードのストラップにインスパイアされたアンクルストラップ付きや、クリスタルをちりばめたモデルなど多彩なデザインが揃う。