ロドリリオン(RHODOLIRION)は、2023年春夏コレクションを発表した。
2023年春夏コレクションのテーマは、“THE RHODOLIRION FLOWERS LABORATORY”。ロドリリオンがモチーフとする“花”をメインにスタイルを作り上げ、70年代のエッセンスを加えることで、より華やかな雰囲気のコレクションに仕上げた。生き生きとした花モチーフやカラフルなテキスタイルをメインに、ボヘミアンやクラフトの要素も織り交ぜながら、ポジティブなエネルギーに溢れたウェアを提案する。
アイキャッチなのは、様々な色や柄の生地を繋ぎ合わせたキルトを転写した、プリントテキスタイル。キルトのステッチや生地の質感をグラフィックとして落とし込むことで、表情豊かなプリント地に仕上げた。たっぷりと生地を使いギャザーを贅沢に寄せたロングスカートや、ノースリーブブラウスの上にレイヤードしたベスト、ウエストにドローコードを配したブルゾンなどに用いられている。
キルトプリントの他にも、模様の異なる小花柄のパッチワークドレスや、レース地に赤い花々をあしらったファンタックなシャツやパンツ、ピンクの幾何学模様に彩られたスラックスやエプロンなど、心躍るようなテキスタイルが目白押し。光沢感のあるカバーオールやパンツには、レオパード柄を“花の形”でアレンジしチャーミングさを添えたプリントが施されている。
今季のキーワードとして、「デニム」や「クラフト」も重要なポイント。金茶ステッチを配し、古着のような雰囲気に仕上げたルーズなデニムパンツや、フリルを連ねるようにして配したデニムティアードスカートなど、存在感のあるデニムアイテムが登場している。
レッドやグリーン、イエロー、ブルーなど、カラフルなリボンを配したシャツジャケットは、インドの民族衣装であるラバリジャケットからインスパイア。裾に向かって広がりのあるフォルムや、紐で前を留める仕様はそのままに、アレンジを加えて仕上げた。
シャツジャケットと同様に紐をあしらったロングドレスや、オリジナルプレッドチェック柄のさらりとした生地でインドの伝統衣装サリーを思わせるシルエットに仕立てたドレス、カラフルな糸を組み合わせ、繊細な刺繍によって構築されたハットなども展開。クラフトの感触を楽しめるアイテムが揃う。
ストライプカットソーやカットソードレスなどにダイナミックにあしらわれた花のグラフィックは、東京・青山のフラワーショップ「ロジ プランツ&フラワーズ(logi PLANTS&FLOWERS)」とのコラボレーションによるもの。花や植物の写真を転写し、みずみずしく有機的な植物の表情をそのままデザインに落とし込んだ。尚、ルックに登場する花々も、「ロジ プランツ&フラワーズ」が手がけている。
加えて、今季はペイデイ(PAYDAY)の別注アイテムも登場。ショルダーをドロップさせ、ゆったりとしたシルエットに仕立てたワークシャツやワークパンツが揃う。褪せたような質感でペイデイのロゴやロドリリオンのロゴがあしらわれている他、背面にはアイコニックなスワローモチーフもレイアウトし、さりげない遊び心をプラスした。