ディーゼルの創始者兼社長のレンツォ・ロッソは本日、イェレ・ハイチ(Yéle Haiti)への25万ドルの寄付を発表した。
イェレ・ハイチは、グラミー賞受賞歴のあるアーティスト兼音楽プロデューサー、そして社会起業家でもあるワイクリフ・ジョン氏が、貧困状態にありながらも明るさを忘れないハイチの人々の生活を変えるために設立した慈善団体。ワイクリフ・ジョン氏とロッソは、長い交友関係にあり、ワイクリフ・ジョン氏はこれまでに、ディーゼルのイベントに数回参加したこともある。
ロッソは「私は、ハイチの惨状にとても心動かされました。現地の人々のために何かしたいと考えた時、思いついたのが、島国ハイチのために行動してきたワイクリフや彼の慈善団体への支援提供です。」と語っている。
事業家であるロッソは常に、「自らの成功を社会へ還元していくことが大切である」と考えており、2008年に設立された非営利団体「オンリー・ザ・ブレイブ」(Only The Brave)は、そうしたロッソの信念に基づいており、向こう数ヵ月以内に正式な活動開始が予定されている。
貧困撲滅のために若者の力を動員し、恵まれない地域における経済開発プロジェクトや教育・医療体制を支援することが、オンリー・ザ・ブレイブの目的。 今回ロッソが表明した25万ドルの寄付は、主に1月12日に起きた大地震の被災者救援のためにあてられることになる予定。
また、ワイクリフ・ジョン氏は、イェレ・ハイチを介し、音楽、スポーツそしてメディアを利用して、教育、医療、環境そして地域開発にとってプラスになるプロジェクトの強化にあたり、こうした試みにより、3,000人以上の新規雇用の創出、7,000人近い児童への就学機会の提供、一月当たり8,000人を超える人々への食事提供、そして一月当たり約2,000人の若者を対象としたHIV/AIDS予防教育の実施に繋がっている。