サウス2 ウエスト8(SOUTH2 WEST8)は、2022年春夏ウィメンズ&メンズコレクションを発表した。
機能的なウェアをはじめ、アウトドアテイストがより際立つ今季。ポケットを多数配したアウターや、動きやすいトレイルジャケット、ショートパンツ、キーン(KEEN)とコラボレーションした“鹿の角”モチーフのスライドサンダルなど、活動的なアイテムが目立つ。また、色彩もカーキやベージュ、深みのあるパープル等をメインに、自然の風景と連動した、落ち着きのあるカラーリングが採用されている。
もちろんアウトドアだけでなく、タウンと行き来できるようなスタイルを提案しているのもポイント。自然の中で活動するのに適した機能性や色彩を備えつつも、無骨さを抑え軽快なデザインに仕上げているのが特徴だ。
中でも目を引くのは、フロントにもバックにも複数のポケットを配したフィッシングジャケット。ジッパーを配したフラットポケットとマチ付きのフラップポケットを連ね、随所にDリングがあしらわれている。まるでバッグを身にまとっているかのような、ファンクショナブルなデザインを落とし込んだ。
また、パラシュートボタンを配し、ストラップやポケットを並べたシャツジャケットやベスト、自然の環境に適応できる3レイヤーのジャケット、薄く軽やかなパッカブル仕様のナイロンジャケットなど、アクティブなウェアが揃う。
多彩なテキスタイルにも注目だ。北海道の自然を投影したカモフラージュ柄は、森林の中になじむような陰影が印象的。薄くしなやかなメッシュカットソーやフーデッドジャケットは陽の光を通して透け、風景の中に溶け込んでいく。また、トラックジャケットやショートパンツ、レギンスなどのアクティブなアイテムにもカモフラージュパターンをプリント。木々を思わせる深みのある色彩が、落ち着いた雰囲気を演出する。
加えて、幾何学模様を施したアンコンジャケットや更紗模様を落とし込んだセットアップをはじめ、エスニックなテキスタイルも散見された。カーキのアノラックパーカーに合わせた総柄パンツは、灼けたような色合いで複雑な模様を描き、レリーフのような雰囲気に。イカットのスカートやシャツに施された模様は一見抽象的だが、よく見るとサウス2 ウエスト8のシンボルである“鹿”モチーフになっており、さりげない遊び心を効かせている。