タクタク(tac:tac)の2021年春夏コレクションが2020年10月12日(月)に発表された。
“Under the winter sky , everyone longed for their seaside”
夏を心待ちにする冬の心情を表したこの一文と共に、タクタクが今シーズン表現したのが“季節感のレイヤード”。コレクションタイトルを「WINTER⇄SUMMER」と名付け、夏と冬の季節が入り混じったユニークなピースを展開していく。
暑い季節は涼しい季節に、寒い季節は暖かい季節に憧れる。そんな誰もが毎年頂くような気持ちを表現した。春夏コレクションでありながら、ボリュームネックのコートやニット、マフラー、ストールなどの存在が目立つ。
一方で、そういったアイテムと合わせるのはショートスリーブのシャツやノースリーブのタンクトップといった軽快なアイテムたち。夏と冬の季節感の重ねが、分かり易くスタイリングに反映されている。
また、スタイリングはイメージにおいてだけでなく、物理的なレイヤードも目を惹く。ジャケットやコート、シャツは共通サイズのボタンを使用することで、互いのボタンを掛け違えさせた上で前合わせを交差させるという、複雑なレイヤリングを楽しめるような仕立てに。
ノースリーブ、ハーフスリーブ、ロングスリーブと、3つの異なる袖の長さのトップスの重ねの提案も新しい。胸元に付けたピンズたちは、他ルックでも使用されており、今季のタクタクのアイキャッチなアクセサリーの一つとなっている。
コレクション全体を通してカラーは、タクタクらしい柔らかな色味で構成。ワントーンをメインに、デニムアイテムはブルーとホワイトのグラデーションで彩った。