2016年、開発者の茂田正和が、敏感肌ブランドとして「オサジ(OSAJI)」をスタート。
オサジ(OSAJI)は、日本のスキンケアブランド。メイドインジャパンにこだわった、敏感肌向けのフェイシャルケア、ボディケア、ヘアケア、オーラルケア、雑貨などを展開している。
ブランド名の「オサジ(OSAJI)」は、大名や将軍に仕える江戸時代の医師を称した「お匙(おさじ)」に由来する。当時、医師たちは、匙を使って薬を調合しており、その姿から「お匙(おさじ)」と呼ばれていたという。
オサジ(OSAJI)の創立者は、茂田正和。音楽業界に身を置いていたが、2001年より化粧品開発者としての道をスタート。2003年に敏感肌向けの「ネスノ」を立ち上げ、2016年スキンケアとライフスタイルの関係に着目した、新たな敏感肌ブランドとして「オサジ(OSAJI)」を設立した。
茂田正和が化粧品開発者としてのキャリアをスタートさせたのは、母親の影響から。自然志向の強かった茂田正和の母は、石油由来物を嫌い植物由来物のみでできた化粧品を愛用していた。ある日、交通事故に遭いその精神的ストレスから皮膚疾患を患うと、それまで使っていた植物由来の化粧品が全く使えなくなった。「食べて安全なものは肌にも安全なもの」とこれまで捉えてきた考え方に疑問を抱いた茂田正和は、真に安全な化粧品を目指して、自宅のキッチンで化粧品作りを始める。
化粧品開発において、大切にしたのは皮膚科学の考え方。皮膚がどんな構造になっていて、どんな機能があり、どう健康と美しさを保っているか。その言葉のひとつひとつに耳を傾け、皮膚が本来求める化粧品作り、安全な化粧品作りを追求した。
また、メイドインジャパンブランドとして、日本の化粧品の技術にフォーカス。パッケージには日本の伝統色を使用して、日本人が安らぎや安心感を感じられるデザインを提案している。
2021年7月、オリジナルホームフレグランス調香専門店「kako -家香-」を東京・蔵前にオープン。ワークショップを通して、自分オリジナルのルームフレグランスを手作りできる体験型ショップとなる。
2019年4月、エイジングを意識した新しいスキンケアライン「オサジ カイ(OSAJI KAI)」をスタート。ブランド名の「カイ(KAI)」には、開く・開放を意味する「開」、答え・解決を意味する「解」、快活・快いを意味する「快」、改良・改めるを意味する「改」に由来する。乾燥をブロックするグリセリンリッチ処方と、活性酵素の発生をブロックする抗酸化・抗糖化設計に焦点を当てて、肌のエイジングダメージをケアするスキンケア製品を展開。ファーストコレクションでは、フェイシャルローション、フェイシャルセラム、フェイシャルモイスチャライザーの3ステップのフェイスケア製品を発売。
2020年、オサジ直営店スタッフの制服をリニューアル。「ヴィンテージモダン」をテーマに、ハーバーサックに製作を依頼した。