著名プロダクトデザイナー トム・ディクソン(Tom Dixon)とアディダス(adidas)が異例のコラボレーションコレクション「アディダス バイ トム・ディクソン(adidas by Tom Dixon)」を発表。イタリアのミラノで開催されるサローネ国際家具見本市でデビュー。会場は19世紀の鉄道駅舎を再建した「MOST(Museum of Science and Technology)」の広大な空間。
実験的なファクトリーのインスタレーションを舞台に、コンバーチブルなトラベルバッグやラゲッジから、洗練されたスポーツファッションウエアやアパレルに至るまで、多彩なアイテムをラインナップ。
寝袋に変身するパッド入りのパーカや、ファスナー付の小型ポーチに収納する事ができる「超軽量」のフーディー、そしてモジュール機能の採用によりコート、ジャケット、パンツ、スカート、ショーツという5種類のアイテムに劇的に変身する「ファイブ・イン・ワン」のオーバーオールが登場。また、アクセサリーでは2ウェイ、3ウェイの機能を備えており、スーツケースに変わるダッフルバッグやバックパックに変わるガーメントバッグをなど革新的なアイテムが揃った。
「アディダス バイ トム・ディクソン」コレクションは、2013年11月中旬より発売される予定。
イギリスのプロダクトデザイナーであり、インテリアブランドを展開するトム・ディクソン。トム・ディクソンは廃棄された物から美を創り出すというラジカルな美学で知られており、1980年代より偽りのない素材とイギリスのクラフツマンシップへの回帰を主唱してきた。コラボレーションでは、アディダスが培ってきたスポーツ界での高性能なハイテク素材に関する膨大な専門知識とテクノロジー、これに、トム・ディクソンの創造力とイノベーションを組み合わせている。これまでステラ マッカートニー、ヨウジヤマモト(山本耀司)などファッションデザイナーと、スポーツ界の専門知識とテクノロジーを探求してきたアディダスのチャレンジに注目だ。