2013年2月28日(木)、TOGA(トーガ)がパリのショールームで2013-14年秋冬コレクションを発表した。トップスやワンピースにあしらわれたフルーツの静物画や裸婦像のプリントが物語るように、今季は印象派絵画がインスピレーション。
ブラックやネイビーブルー、グリーンがダークカラーを色彩の基調として、アウターや襟元にはクリーンなホワイトをプラス。印象派独特の光の捉え方を、色の配置でなぞっているかのよう。
絵の中に登場するカーテン柄をイメージしたパターンは、ベルベットやタイツにフロッキープリントで施して。そのほかファーやジャガード、キャンバスのような風合いのマットサテンなどを組み合わせ、多彩な質感の変化を楽しめるようになっている。カーテンの豊かな布地の重なりのように、ドレープで肩や腰に優美な曲線を描いたディティールへのこだわりも印象的だ。
ペプラムを施したトップスやウェストシェイプのワンピースとは対照的に、セットアップスーツやロングアウターはマスキュリンなムードで統一。足元はマジックテープで着脱可能なナイロンベルトのストラップシューズを合わせて、スポーティな抜け感ある着こなしを提案していた。