映画『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』が、2019年9月20日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネクイントほか全国の劇場にて公開される。
『レディ・バード』や『ムーンライト』で知られる新進気鋭のスタジオ「A24」が製作を担当した本作は、主人公の少女ケイラを通して“ジェネレーションZ世代”のリアルを描いた作品。生まれた時からウェブサイトやSNSが当たり前のように存在するデジタルネイティブなティーンたちの葛藤や恋、家族との面倒な関係、そして成長の物語を、時に可笑しく、時に痛烈に描いた青春ドラマだ。
中学校生活の最後の一週間を迎えたケイラは、「クラスで最も無口な子」に選ばれてしまう。不器用な自分を変えようと、SNSを駆使してクラスメイト達と繋がろうとする彼女だったが、いくつもの壁が立ちはだかる。人気者のケネディは冷たいし、好きな男の子にもどうやってアプローチして良いか分からない。お節介ばかりしてくるパパはウザイし、待ち受ける高校生活も不安でいっぱいだ。ケイラは高校生活が始まる前に、なんとか憧れの男子やクラスで人気者の女子たちに近づこうと奮闘するが…。
主人公ケイラを演じるのは、『怪盗グルーのミニオン危機一発』で主要キャラクター「アグネス」役で声優を務めた注目の若手女優エルシー・フィッシャー。青春時代を経験した人なら誰もが共感出来るであろう、10代のティーンらしい痛々しくも愛おしい日々を甘酸っぱく演じきった。
メガホンを取ったYoutuber出身の人気コメディアン、ボー・バーナムは本作で監督デビュー。彼の⻘春時代の経験をもとにした企画が『レディ・バード』などを手がけた製作陣の目に止まってことで映画化が実現、監督と同時にオリジナル脚本も手がけている。
全米では当初わずか4館という超小規模での公開だったものの、何度も壁にぶつかりながらも一歩ずつ前に進んでいく等身大のケイラの姿に共感する人々が続出、口コミで評判が広まり、3週間で1084館に拡大するというヒットを記録した。
また批評面でも、第91回アカデミー賞で3冠を達成した『ROMA/ローマ』のアルフォンソ・キュアロンが「ここ最近で一番、泣いた映画。」と評しているほか、『ホットファズ』『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライトらが2018年の年間ベストに選出している。
映画『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』
公開日:2019年9月20日(金)
監督・脚本:ボー・バーナム『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』
出演:エルシー・フィッシャー(『怪盗グルーのミニオン危機一発』※声)、ジョシュ・ハミルトン『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、エミリー・ロビンソン『バッド・ウィエイヴ』、ジェイク・ライアン『ブルー・ワールド・オーダー』ほか
製作:A24
音楽:アンナ・メレディス
原題:EIGHTH GRADE
© 2018 A24 DISTRIBUTION, LLC