パリファッションウィークで発表されたニナ リッチ(Nina Ricci) の2013年春夏コレクション。観客席には、ボードレールの詩「DE L'AIR DANS LA FEMME」が添えられていた。ランウェイに幾枚もの白い花びらが舞い降りて、ロマンティックな雰囲気の中ショーがスタート。
ネイビーにショッキングピンク、ラベンダー、ベージュ、ブルー、そしてきらめくゴールドやシルバーといった、パリシックなムードのカラーパレットで展開。ゴールドのジッパーやチェーン、レザーのハーネスやコルセット風のベルトなどハードなモチーフや、大胆なフリンジ、繊細なレースやフリルなど、センシュアルなディテールを散りばめて、コケティッシュな女性の魅力を表現している。
上品なセットアップもフェミニンなドレスも、体のラインに美しく沿うシルエットがモダンで軽やかな印象を生み出している。スウィートなモード感が魅力のコレクションだ。