琵琶湖ホテルの「バー ベルラーゴ」では、2018年10月1日(月)から12月31日(月)までの期間、「百人一首カクテル」~女性歌人の夜長~を提供する。
2018年9月で1周年を迎えた「百人一首カクテル」は、これまでたくさんの女性から好評を得てきた。今回は、女性の心を詠った女性歌人をセレクト。これから迎える秋の夜にふさわしい3首を取り上げ、奥深く幅広い百人一首の世界をカクテルで表現してみせた。
久しき夜 1,400円(税込)「嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る」(右大将道綱母)
歌右大将道綱母(藤原道綱母)が詠んだ「嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る」は、3層のグラデーションが美しいカクテルで、浮気性である夫を待ち続けた歌を表現。孤独な夜を嘆く複雑な心情を表した下層部は、時間の経過と共に溶け出すカンパリとグレープフルーツのリキュールで凍らせたシャーベットを使用。ブルーの部分には、すみれとマスカットのリキュールを使用したゼリーを重ね、深まった暗い夜をイメージした。
夜半の月 1,500円(税込)「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな」(紫式部)
紫式部の歌「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな」は、すもものリキュールとブランデーの甘酸っぱいカクテルで表現。幼友達と再会し、積もる話もできずに去られてしまった寂しさをイメージしだドリンクは、大胆に真空調理したりんごのガーニッシュと、白いムースのような泡状の桃で、雲間に隠れてしまう“夜半の月”をイメージした。
夜のはかり 1,500円(税込)「夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ」(清少納言)
その他にも、オレンジのノンアルコールカクテルと果肉に加え、すみれのリキュールをベースに、りんごリキュールと洋ナシのシロップを忍ばせた2層のカクテルや、ハーブティーにエルダーフラワーのシロップをアクセントに加えたノンアルコールカクテルを用意する。
【詳細】
「百人一首カクテル」~女性歌人の夜長~
提供期間:2018年10月1日(月)~12月31日(月) 17:00~23:00
提供場所:琵琶湖ホテル2階「バー ベルラーゴ」
住所:滋賀県大津市浜町2-40
料金:1,400円(税込)~ ※サービス料込
【問い合わせ先】
琵琶湖ホテル レストラン予約
TEL:077-524-1225(9:00~20:00)