企画展「日本画の挑戦者たち ―大観・春草・古径・御舟―」が、2018年9月15日(土)から11月11日(日)まで東京・山種美術館にて開催される。
「日本画の挑戦者たち ―大観・春草・古径・御舟―」では、明治維新後に新時代にふさわしい日本絵画を探求してきた、横山大観、菱田春草、小林古径、速水御舟をはじめとする画家達にフォーカス。
岡倉天心が創立した日本美術院を舞台に切磋琢磨した、先述の4人や下村観山、安田靫彦、前田青邨などの画家達は、新たな日本絵画の世界を切り拓くために様々な表現に挑んだ。日本美術院の120年間の歴史を飾る画家達による、約50点の作品を紹介する。
小林古径は、奥ゆかしく品のある線描と清澄な色彩によって格調高い画風を確立した画家。第17回院展に出品された全8点から成る小林古径の代表作《清姫》が、修復後初公開される。連作全8点を一挙に公開するのは約5年ぶりの、貴重な機会となる。
速水御舟が椿の木から花の散る様子を描いた《名樹散椿》は、金色の背景に、立体的な木や紅白の花が鮮やかに映える重要文化財の作品。葉室麟著の小説『散り椿』の表紙にも絵が用いられていることから、同小説を映像化した映画『散り椿』の公開に合わせ、10月16日(火)から11月11日(日)の期間のみ特別展示される。
その他、横山大観の《蓬莱山》、下村観山の《不動明王》といった作品から、片岡球子の《北斎の娘おゑい》など昭和時代に制作された作品まで、試行錯誤しながら生み出された作品の数々が集結する。
[企画展]日本美術院創立120年記念 日本画の挑戦者たち ―大観・春草・古径・御舟―
会期:2018年9月15日(土)~11月11日(日)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日[但し、9月17日(月)、24日(月)、10月8日(月)は開館、9月18日(火)、25日(火)、10月9日(火)は休館]
会場:山種美術館
住所:東京都渋谷区広尾3-12-36
入館料:一般 1,000(800)円・大高生 800(700)円・中学生以下無料
※()内は20名以上の団体料金、および前売り料金。
※障がい者手帳、被爆者健康手帳提示者、およびその介助者(1名)は無料。
※きもの・ゆかた割引:会期中、きもの・ゆかたで来館すると、団体割引料金で入場可。
※複数の割引の併用不可。
※リピーター割引:本展使用済入場券(有料)を提出すると、会期中入館料が団体割引料金となる(1名1枚につき1回限り有効)。
※出品作品及び展示期間は都合により変更される場合あり。
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