08サーカス(08sircus)は、2019年春夏メンズコレクションを発表。
今季は、纏ったときに呼吸をするかのような心地良さを感じられる、自然体のウェアを提案。ナードの知的さを漂わせながらも、身軽で親近感のあるスタイルが登場する。
トラッドなアイテムに抜け感を与えあえてカジュアルダウンすることで、ずっと着続けてきたかのように肌になじみやすいヴィンテージ感と、古風な雰囲気を演出。ポリエステルウールのジャケットには製品染めを施すことによって、独特のシワ感と奥まで浸透したような色味を引き出している。
また、ベーシックなシャツには裏毛、繊細なキュプラブロードのシャツにはシルクストライプと、意外性のあるハイブリッドによって、遊び心と新たな空気感を創出。その他、前身頃はパーカー、後ろ身頃はシャツに仕立てたユニークなウェアも展開される。
スポーティーなシアーナイロンと、チュールの二重構造で仕立てられたフード付きコートはふわりとした軽やかな質感が特徴。発色の良いポリエステルと、シアーナイロンとで染め分けすることで、境目のない色の移り変わりが残り、まるで水中から空を見上げているかのような色合いが写し出される。
ボトムスは、しなやかな素材で作られたアンクル丈のシルエットが特徴的。マスタードイエローのブルゾン、淡いオレンジのシャツに合わせられたグレーのパンツは、清潔感とゆとりを併せ持ったコンフォータブルなイメージに仕立てられている。その一方で、膝上丈のショートパンツも展開。半袖のニットに組み合わせられたのは、ハリ感と光沢のあるシャンプレーチェックのショートパンツだ。ピンクの色彩はヴィヴィッドだが、素材の質感によって穏やかな印象となっている。
カラーパレットは、アーシーなグレートーンやネイビー、ほのかに茶色がかったイエローなど、オールドな色合いをメインに採用。落ち着きと柔らかさのある色彩の中に、あえてピンクや鮮やかなブルーを挿すことで、フレッシュな印象をプラスする。ネイビーのブルゾン、ハーフジップシャツに合わせたターコイズブルーのパンツは、はっきりとしたコントラストを見せ、深みのある色を引き立てる。